8月31日(木)、9月1日(金)、標記講座を開催し、県内各地の高等学校、特別支援学校の11名の先生方が受講しました。「歴史総合」における単元を見通した授業づくりや「公共」における金融経済教育についての理解を深める講義・演習、ICTを活用した授業づくりの演習などを通して、社会的な見方・考え方を働かせることができる授業づくりについての考察を深めました。
【講座の内容】
1日目 講義・演習 資質・能力を育む「歴史総合」の授業づくり
(講師)文部科学省初等中等教育局 教科調査官 空 健太 氏
演習・協議 思考力を深めるICTを活用した授業づくり
2日目 講 義 金融リテラシーを育む「公共」の授業づくり
(講師)東洋大学文学部 教授 栗原 久 氏
演習・協議 社会的な見方・考え方を働かせる授業づくりに向けて
【講座の様子】



【受講者の感想】〇 先輩教員との中で先進的な実践例を学びつつも、新科目に対する問題点や悩みを共
有する貴重な機会となった。また、現場が考えているところと、指導要領等を制定し
た方々の企図したところを俯瞰的に見て、その妥協点ともいうべき実践の可能性をも
感じられた。今回の学びを、目前の生徒に還元していければと思う。
〇 単元づくりの重要性やICTの活用について深く学ぶことができた。特に学習指導要
領の構成について、国立教育政策研究所の教科調査官の講義から学べたことは非常に
多い。 ICTの活用については、生徒から意見を募る方法で使用したことがなかった
が、二日目の午後の演習で、参加者が行ったジャムボードでの意見集約などを、生徒
に置き換えて授業実践してみたいと思った。
〇 生徒に何を身に付けさせたいのか、それを明確にすること、そこから正しく「問
い」を設定し、生徒とともにその「問い」にどうアプローチしていくかを考えていく
ことがとても大切であると思いました。毎時間しっかりとした「問い」を立てられて
いないと感じていたので、授業改善の参考にさせていただこうと思います。
〇 共通テストのサンプル問題を解答したとき、知識がなければ思考・判断・表現でき
ないという感覚から抜け出さなければならないと感じた。普段の授業で、生徒が社会
に出ても学習内容を応用できるような力を身につけていきたい。続きを隠す<<