6月25日(木)、18名の先生方を受講者として迎え、標記講座を開催しました。
最初に、国立教育政策研究所 教育課程調査官 水谷尚人先生が「子どもの資質・能力を育む授業」と題して、実際の授業動画や板書を使い、主体的・対話的で深い学びの視点での授業改善の進め方、次年度から始まる3観点での学習評価の改善の基本方針についてオンラインで講義を行いました。その後、三戸町立三戸中学校 教諭 松尾恵里子先生による実践発表をとおして、主体的・対話的で深い学びの視点による授業づくりについて協議を深めました。受講者は松尾先生の実践や水谷先生の助言から、今後の授業改善に向けた視点を持ち帰ることができました。
【講座の内容】
講義・演習「子どもの資質・能力を育む授業」 教育課程調査官 水谷尚人先生
発表・協議「「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業実践」 三戸町立三戸中学校 教諭 松尾恵里子先生
【受講者からの感想】
・新しくなった3観点に基づいて、さらに話を分けて(主体的・対話的で深い学び)事例を見せていただいたことで、実際に現場で意識すべきことや考え方、方法について改めて知ることができた。また、評価について具体的に教えていただき、イメージができたので、今後の取組で実践していきたいと思う。
・具体的に実践例なども入れて説明していただき、とても勉強になり、参考にしたいと強く思った。私自身まだまだ生徒が主体的・対話的に学ぶような授業ができていないと感じた。もう一度、学校教育目標とも合わせて、どんな生徒を育てたいかを意識し、計画していきたいと思う。これからの予測困難な社会で生き抜いていく力を付けられるよう考えていきたい。
・自分の考えをホワイトボードに書きながら進めていただいたので、こちらが主体的に考え、深めることができた。資料を基に理論も学べたことも嬉しかった。それ以上に6進法の証明をしたときに、生徒がつまずく所を実感することができ、どういうペースで授業をして欲しいか、声をかけて欲しいかを体感できたので、日々の実践に直結する貴重な体験だった。また、内容のまとまりごとの評価規準についても教えていただいた。「知識・技能」、「思考・判断・表現」の観点の意味が分かり、指導の成果、学びを調整していく力が「主体的に学習に取り組む態度」であり、指導(授業)と一体であることを学んだ。
・授業の指導例や板書例がとても分かりやすく参考になった。特に水谷先生の動画の中で「比例とみなす」など多少の誤差があったとしても理想化、単純化して考えることができる力を身に付けさせることも大変参考になった。
・生徒の学校生活全般で、自分から次の課題を探し出そうとする姿が見えてくることや、授業で得た知識を他の場面で生かそうとする姿が見えてくることを目指して、よりよい授業実践を心掛けていきたいと思った。
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