7月8日(水)C26時間的・空間的関係を探究する理科野外実習講座[地学]を十和田湖及び奥入瀬渓流他で開催しました。県立郷土館学芸課長の島口天氏を講師として迎え、十和田ビジターセンターで十和田湖形成過程を学んだあと、瞰湖台展望台や遊覧船から実際の地形や露頭を観察しました。その後、奥入瀬青橅山バイパスインフォメーション館での地質の学習、奥入瀬渓流での渓流地形の観察を行い、最後に十和田市で巨石の観察を通して、奥入瀬渓流や三本木原の形成についてみんなで考察しました。
〈受講者の感想〉
・十和田湖同様に自分の地元についても同じようにみると、教材として活用できる可能性があることに気付かされた。理科的な視点で地域を見ると楽しい。
・十和田湖が火山であること、安山岩が観察できるところから、マグマの冷え固まり方が分かること、凝灰岩が見られることから火山活動が過去に起きていたことなど、郷土の教材として取り上げ、活用できると思いました。
・十和田カルデラ形成の歴史を観察しながら学ぶことができ、大変勉強になりました。火災泥流が五所川原まで達していたということに驚きました。できれば弘前市周辺の地層が形成されるまでの歴史を詳しく勉強し教材化したいと思う。
・時間的・空間的関係を中学校1年生に理解させるのは非常に難しいと感じています。一言で何万年といっても、それがどれくらいの長さなのか実感できないでしょうし、当時の地形が今とは全く異なることも、想像するには難しいと思います。そういう1つ1つをわかりやすく説明するにはどういう言葉を使えばいいのか、今日はそういうことを学べた気がします。


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