8月31日(月)に、小・中学校特別活動研修講座を開催しました。午前の講義・演習「自主的・実践的な態度を育てる学級活動の指導の工夫」では、学習指導要領についての講義や、学級活動(1)(2)の模擬授業を行いました。午後は文部科学省初等中等教育局教育課程課 安部 恭子 教科調査官による講義が行われました。全国の学校における特別活動の指導事例を紹介していただくともに、キャリア・パスポートの活用法についても具体的にお話しいただきました。
【講座の内容】
午前:講義・演習「自主的・実践的な態度を育てる学級活動の指導の工夫」
午後:講義「生きる力の育成と特別活動の役割」

【受講者の感想】
・模擬授業がとても勉強になった。進め方、教具など、実際にやってみて様々な考えが浮かんできた。提案理由がとても大切で、話合いの中で困ったときによりどころになるものだと分かった。決まっていることを確認し、「自分たちは何を決めなければいけないか。」、「自分たちが従わなければならないことは何か(みんなで決めたこと)。」をしっかり共有できなければいけないと感じた。学級の子どもたちと、早く学級会をやりたいと思った。
・生徒一人一人が、集団や個人の課題を見出し、解決するまでの方法を話し合って合意形成や意思決定をするまでの流れを、模擬授業を通して理解することができた。生徒が意見を比べ、まとめ、折り合いをつけるために、司会に対して、どうアドバイスするかが重要なポイントであると感じた。
・特別活動において、教師の「まなざし」「ほほえみ」「かかわり」が子どもに与える影響がとても大きいことを知り、子どもたちとの人間関係づくりを今まで以上にやっていこうと思った。特別活動を充実させることが意欲や態度、学力などを伸ばしていくことが分かり、しっかりと授業を行っていかなければならないと改めて感じた。
・周りの友達に対して肯定的な感情をもつ子どもを増やすためには、自発的・自治的な活動を充実させ、自己有用感をもたせるような学級づくりが大切だと感じた。キャリア・パスポートについてはうろ覚えだったが、講義を聞くことでその意義や形をしっかりととらえることができた。特別活動の評価のつけ方や観点についても考えを深めることができた。
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