7月9日(木)、10日(金)の二日間、農業教育指導者講座を開催し、県立高校・特別支援学校から15名の先生方が受講されました。
一日目は、県農林水産部農村整備課の増岡宏司課長と県立柏木農業高等学校の髙野浩輝校長から、農村整備の歴史や本県の施策、農業教育についてご教授いただき、教師の指導力向上と農業教員の在り方を考えることができる内容でした。
二日目は、地方独立行政法人青森県産業技術センター農林総合研究所を訪問し、農業ICT開発部の境谷栄二部長と主任研究員の谷川法聖氏より「ICTを活用した技術開発と土壌分析」についてご教授いただきました。その後、藤崎町の徳下集落農業活性化協議会を訪問し、代表世話人の浅利克氏より「地域農業振興への取組」についてご教授いただきました。講義や実験、視察を通して、農業に関する技術や青森県農業の方向性について理解を深めることができました。
【講座の様子】


【受講者の感想】
・土地改良事業が農業に対してどのように活用されているのか、具体的な事例を聞くことで深く理解することができた。また、水利施設が農業だけではなく、環境の保全や住民の生活に様々な場面で活用されており、理解を深めることができたので、普段の授業で生徒へ教えられる幅を広めることができた。
・生徒数の減少や生徒の多様化など時代に合わせて変化をしていかなければならない面や教員の資質・能力など不易な部分について学ぶことができた。教科指導を中心に常に学び続ける教員を目指していきたい。
・プロジェクト学習の進め方、課題の設定、計画の立案等を生徒の立場に立って進めていきたい。また、基礎データ収集については、RESASを活用し、地域の課題の発見を生徒が見つけ出すようにしたい。
・衛星の画像解析を利用した青天ナビはとても興味深いものでした。多くの農家が利用できそうなすばらしいICTを活用した技術だと思いました。
・地域全体で田や水路の生き物を守ることで、自然環境の維持だけではなく、人と人とのコミュニティの繋がりというところを大事にしていると感じた。
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