8月25日(火)~26日(水)の2日間、標記講座を開催しました。1日目は、文部科学省初等中等教育局 教科調査官 大森 淳子 先生をお招きし、『地球世界の課題を探究する「世界史探究」~歴史的な見方・考え方を働かせた授業づくり~』と題して、新学習指導要領の考え方や世界史探究の構造について、問いづくりの演習を交えながら、ご講義いただきました。
2日目は、明治大学の藤井 剛 特任教授をお招きし、『「公共」における授業づくり~合意形成・社会参画に必要な資質・能力の育成~』と題して、公共の構造と公共の求める見方・考え方、主権者教育の必要性について、模擬授業を交えながら、ご講義いただきました。
〈1日目〉
講 義 地球世界の課題を探究する世界史探究
~歴史的な見方・考え方を働かせた授業づくり~
講義・演習 地理歴史科公民科における学習評価について
〈2日目〉
講義・演習 公民科における最近の動向について
講 義 「公共」における授業づくり
~合意形成・社会参画に必要な資質・能力の育成~
演習・協議 資質・能力を育む授業づくりに向けて


【受講者の感想】
・これまでの知識量を増やす授業から知識をどのように使うかという内容にシフトしていること、知っているだけではなく、知っていることをどう使うか、また、生涯にわたって問題解決していく力をつけていくことが大切であり、そのための授業づくりが求められていることが分かりました。教師として問いを示すことはもちろん、生徒自身が問いをもって参加し、取り組める授業づくりを意識していきたいと思います。
・新科目「歴史総合」「世界史探究」の構造がよくわかりました。単元を貫く問いの設定ということが、授業を行って行く上での要となるということも理解できました。今回学んだことを、早速明日からの実践に生かしていきたいと思います。
・「公共」について、どのような内容をどう扱うべきかが具体的に理解でき、霧が晴れたような思いだった。大項目Bでは、課題ごとに問いをたてる活動に自由度を感じたので、移行期間のうちに少しずつ色々な方法を試してみたいと思った。主権者教育の中心となる科目なので、教材研究を充実させて責任をもって授業をしていきたい。
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