6月24日(水)、12名(中6名、高6名)の先生方を受講者として迎え、標記講座を開催しました。
最初に全国学力・学習状況調査における青森県の現状、数学的活動における問題発見・解決の過程をイメージした授業等について講義を行いました。その後、秋田県で取り組まれている探究型授業を基に、授業のねらい(ゴール)を明確にし逆向きに設計する授業構想と指導案を作成する演習、最後に作成した指導案を中・高の混合班で振り返る協議を設定しました。受講者は互いに課題や改善点について校種を超えて意見を出し合い、今後の授業改善に向けた新たな授業づくりの視点を持ち帰ることできました。
【講座の内容】
講義:「学習状況調査の結果と授業改善の方策~あきた型数学の授業をモデルにした授業実践~」
演習:「『主体的・対話的で深い学び』の視点による指導案の作成」
協議:「作成した指導案を振り返る」
【受講者からの感想】
・いつも悩んでいる題材について、指導案を作成した。今までの経験から、効果的だった手立てを基に授業の構想を考えることができた。何より、秋田県の授業プランシートを基にした指導案作成をすぐ体験することができ、よい経験ができた。今後の指導案作成に生かしていきたいと思う。
・「深い学び」=「活用問題のようなものをやらなければいけない」というイメージでこの講座に来たが、そうではなく、生徒が「自ら課題をもてること」、「見通しをもち、共有解決に向かうこと」、「何を学んだかを整理できること」が大切なのではないかと思った。
・三角比を生徒にどのように伝えればよいか迷う単元について指導案を作成した。主体的・対話的で深い学びを、どのようにさせていけばよいかを考える機会となり、参考になった。生徒が学んだことを生かして新たな問題を解決していく力を育むことを目標に、50分の授業の組み立て方を見直したい。
・ピクトグラムの観点は具体的にイメージしやすいので、とても便利だと思った。今後の授業でも意識して生徒へ問いかけていこうと思った。
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