6月23日(火),24日(水)に中学校理科実験講座を開催たところ,13名の受講者が参加されました。
この講座は,①全国調査や県学習状況調査の結果分析,新学習指導要領の趣旨を踏まえた講義を通して,生徒の実態把握や授業改善の視点を考えること、②教科書で取り上げている観察,実験を行うときの留意点を確認し,身近にあるものを利用した教材,教具,実験器具の製作を通して実践的な授業力の向上を図ることを目標として開催しました。
受講者が,普段実践している指導方法等を出しあうことで,様々な指導例について情報を交換することができました。さらに、生徒一人一人が個別に行えるような実験器具の製作,単元の系統性を考えた実験の工夫や身近な素材を用いた観察例などを取り上げ、演習を行いました。
日程と内容は,以下の通りです。
【1日目】午前:講義「理科授業改善の視点」
午後:講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(3学年第1分野の内容)」
【2日目】午前:講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(1学年第1分野の内容)」
午後:講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫(2学年第2分野の内容)」



【受講した先生方の感想】
・各種調査の結果分析はもちろんのこと,新学習指導要領施行に伴う評価に関して大変分かりやすかった。いただいた資料を基に,来年度に向けてできる準備を進めていきたい。
・並列回路用の導線がすごく簡単にできたので,夏休み中にでも準備したいと思った。エネルギーの変換効率を調べる実験を初めて実際にやり,すごく面白かった。もうこの単元の指導が今年度終了してしまったのだが,時間を見つけて生徒に還元したい。
・アナログのオシロスコープは,生徒の興味を引く面白い教材だと思う。プーリー付き手回し発電機の活用例をいくつも紹介してくださったので,全学年の理科を担当している者としてはすごく助かります。
・見せるだけで終わりがちだった骨格だが,自分の手で作ることで関節などのつくりを自然と考えることができる教材だと感じた。ぜひ,実践してみたいと思った。
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