7月14日(火)~15日(水)の2日間、商業教育指導者講座を開催しました。
最初に「新学習指導要領教科商業の趣旨の実現に向けた教科指導」というテーマで、新指導要領で求められている科目指導の具体について講義・演習を行いました。その後、ビジネスモデルイノベーション協会 Jrコンサルタントの串原憲和氏を講師に招き、「実際のビジネスを学び授業に生かす」というテーマのもとビジネスモデル構築に関する講義・演習を行いました。BMCやVPCといった思考ツールを活用してビジネスモデルを可視化することで、ビジネスモデルを構造化して考えることができたり、提供価値を創造したりするスキルを習得していただきました。さらには、マネタイズを含む収益構造やコスト構造についても研修していただきました。専門教育だからこその発想力や考え方を身に付ける大切さを学びました。
また、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、ICT(オンラインによるコミュニケーションツール)を活用したグループ演習を取り入れました。バックアップとして従来のアナログツール(模造紙と付箋)も用意しましたが、受講者は最後までオンラインツールでディスカッションをしていました。ワークショップやグループによるディスカッションにもオンラインツールを有効に活用できることを体感していただきました。

【受講者の感想】
・『商業を学んだ生徒だからこそ出る発想』というフレーズが印象に残っています。
・BMCを知らなかったが、チームで様々な意見を出して作っていくことは本当にすごいと思いました。
・チームの意見を聞くと自分の考えが広がったり、深まったりしたので、生徒に思考させる教材として有効だと思いました。
・BMCの考え方がマーケティング以外にも使えると思いました。他の科目にも応用してみます。
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