5月26日(月)に標記講座を開催しました。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教職員計31名が受講され、保健主事の職務や役割のほか、学校保健活動の実践にむけて学びを深めました。
【内容】
1.講義「保健主事の職務と役割」 講師:県立青森東高等学校 教頭 八島隆朗 様
2.発表・協議「学校保健活動の実践にむけて~健康教育実践研究支援事業指定校として~」
発表者 十和田市立東小学校 養護教諭 小野寺 澄江 様
五所川原市立栄小学校 養護教諭 小田桐 歩 様
県立八戸北高等学校 養護教諭 小野 久美子 様
県立弘前第二養護学校 教諭 木村 薫 様
【受講者の感想】
・今回の講義を通して、保健主事は学校保健を推進するキーパーソンであり、学校全体の健康づくりに関わる大切な役割があることを学びました。また、保健主事の仕事は一人で行うものではなく、児童生徒や教職員、地域の人々など、さまざまな立場の人と関わりながら進めていくべきものだと学びました。WHOが示す、「ヘルスプロモーション:人々が自らの健康やその決定要因をコントロールし、改善できるようにするプロセス」という考え方を大切にしながら、児童生徒や教職員の健康意識を高める取り組みに活かしていきたいです。
・保健教育は教科の指導だけでなく、子どもの現状から見える課題に対していかに無理なく子どもや他職員などにとって継続的にできるかを考えて進めていくことが大切なのだとわかりました。本校でも毎年学校歯科医による歯科講話や栄養教諭による食に関する指導などを実施しています。そのような機会をきっかけとして子どもたちにとって継続しやすい保健教育を実施していきたいです。
・地域や学校の実情を踏まえ、課題を解決するためにはさまざまな視点から対策を考えることが大切だと学びました。
特に、メディア機器の使用が多いことから生じる睡眠時間の減少や視力低下、運動不足による肥満など、児童生徒の健康課題が多岐にわたることを、班ごとの協議を通して実感しました。
・どの学校でも同じような悩みを抱えているということを感じ、発表者の八戸北高校小野先生の取り組みの中で、参考になる取り組みがあったので、勤務校でも取り入れられるか検討したい。
・他校の学校保健計画についての説明を聞き、それぞれの学校の特徴が生かされていることを学んだ。安全については、各学校が立地条件に応じての避難や安全について取り組んでいることがとても参考になった。本校でも、改めて学校周辺について見直し、安全等について避難マップなどを作成し活用していきたいと思った。