開催した講座の様子

C08社会科教材開発講座

6月17日(火)、18日(水)、標記講座を開催し、特別支援学校、県立高校の先生方が受講されました。講義・演習を踏まえて、資料とクラウドを活用した学習活動を考えてもらい、考えた内容の発表・協議を通して、学習過程を踏まえた学習者中心の授業づくりについての理解を深めることができました。

【講座の内容】
1日目 講   義  歴史資料から考える青森市の歴史
               講師 青森市民図書館歴史資料室 室長 工藤 大輔
               講義・演習  地理院地図を活用した地理教育の実践
                                            講師 国土地理院東北地方測量部 次長 清水 乙彦
    講義・演習  資料を活用した授業の充実に向けて

2日目 演習・協議  社会的な見方・考え方が働く教材づくり

【受講者の感想】
・生徒に地元地域の歴史に興味をもってほしいという思いがあるため、改めて青森県や勤務校のある八戸市の年表を整理して、地域の歴史の転換点になるような大きな出来事をピックアップしたいと考えた。
・授業においても、問いの追求にどんな資料が必要か、その資料は適切かを考えながら準備をすすめていきたいと思いました。
・地理専門の私にとっては、授業実践に直接役立つ情報が満載で、現場教員のニーズを踏まえたすばらしい企画でした。教材作成の幅が大きく広がる情報を得たり、専門的な知識について学ぶことができたり、とても有意義な講義・演習でした。
・これまでも授業では地理院地図を使用していましたが、今回受講したことで、生徒が操作するための説明も今までより丁寧にできるような気がします。また地理院地図であらわした内容で授業の問いが広げられるように今回の講座を生かしていきたいと思います。
・単元のデザインのうち、課題追究を中心に据えるというフォーマットが特に地理総合で必要であることを再認識させられた。「問い」を軸にするという授業構想は実践できているが、以後、生徒の学習活動の充実を図るために、授業手法の幅を広げたいと思う。教材づくりではクラウド活用を意識したが、これもすぐに実践できる手法であるため、現場で使っていきたいと思った。
・これまでも授業にはクラスルームを活用していましたが、これまでの利用方法を見直すきっかけになりました。生徒の学びの過程をリアルタイムで確認できたり、文房具として生徒が使いやすい用途にしたりなど、今後生かしていきたいと思います。