開催した講座の様子

2025年6月の記事一覧

B06保健主事研修講座<一部指定>

 5月26日(月)に標記講座を開催しました。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教職員計31名が受講され、保健主事の職務や役割のほか、学校保健活動の実践にむけて学びを深めました。

【内容】

1.講義「保健主事の職務と役割」 講師:県立青森東高等学校 教頭 八島隆朗 様

2.発表・協議「学校保健活動の実践にむけて~健康教育実践研究支援事業指定校として~」

  発表者 十和田市立東小学校 養護教諭 小野寺 澄江 様

      五所川原市立栄小学校 養護教諭 小田桐 歩 様

      県立八戸北高等学校 養護教諭 小野 久美子 様

      県立弘前第二養護学校 教諭 木村 薫 様

 

【受講者の感想】

・今回の講義を通して、保健主事は学校保健を推進するキーパーソンであり、学校全体の健康づくりに関わる大切な役割があることを学びました。また、保健主事の仕事は一人で行うものではなく、児童生徒や教職員、地域の人々など、さまざまな立場の人と関わりながら進めていくべきものだと学びました。WHOが示す、「ヘルスプロモーション:人々が自らの健康やその決定要因をコントロールし、改善できるようにするプロセス」という考え方を大切にしながら、児童生徒や教職員の健康意識を高める取り組みに活かしていきたいです。

・保健教育は教科の指導だけでなく、子どもの現状から見える課題に対していかに無理なく子どもや他職員などにとって継続的にできるかを考えて進めていくことが大切なのだとわかりました。本校でも毎年学校歯科医による歯科講話や栄養教諭による食に関する指導などを実施しています。そのような機会をきっかけとして子どもたちにとって継続しやすい保健教育を実施していきたいです。

・地域や学校の実情を踏まえ、課題を解決するためにはさまざまな視点から対策を考えることが大切だと学びました。
特に、メディア機器の使用が多いことから生じる睡眠時間の減少や視力低下、運動不足による肥満など、児童生徒の健康課題が多岐にわたることを、班ごとの協議を通して実感しました。

・どの学校でも同じような悩みを抱えているということを感じ、発表者の八戸北高校小野先生の取り組みの中で、参考になる取り組みがあったので、勤務校でも取り入れられるか検討したい。

・他校の学校保健計画についての説明を聞き、それぞれの学校の特徴が生かされていることを学んだ。安全については、各学校が立地条件に応じての避難や安全について取り組んでいることがとても参考になった。本校でも、改めて学校周辺について見直し、安全等について避難マップなどを作成し活用していきたいと思った。

B05 学年主任研修講座<一部指定>

5/27(火)に標記講座が開催されました。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校合わせて77名の先生方が受講されました。

【講座の内容】

「学年主任の役割とは」の講義では、各校種別に分かれて学年主任の職務について研修を行いました。高等学校部会では、青森県立青森高等学校の大里智子先生をお招きして、ご自身の経験を踏まえながら学年主任の職務について伝えていただきました。

「組織経営とミドルリーダー」の講義では、日本大学文理学部教授の藤平敦先生をお招きし、危機管理を含めた学年主任のミドルリーダーとしての役割について、ご講話いただきました。受講者同士の協議では、自校での教育活動をイメージしながら、熱心に意見交流を行う先生方の姿が印象的でした。

【受講者アンケートから】

・教員と保護者の対等な関係を意識し、共に生徒を育てるという思いを共有することの重要性を感じました。

・早速、学年会議の中で、「気になる生徒」「問題行動」のマイナスだけでなく、「輝く生徒」など「良い所探し」を提案し、前向きな目を鍛えられる学年経営をしたいと思います。

・マネジメントの視点で学年経営を行う手法として、生徒や学年団の行動を見える化したり、随時取り組みを見直し、軌道修正したりすることが重要だと学ぶことができました。

D34 はじめての Microsoft Teams

 5月27日(火)標記講座を開催しました。小学校3名、中学校2名、高等学校5名、特別支援学校7名の計17名の先生方が受講され、Microsoft 365の基本操作とTeamsに関連する各種アプリ(OneDrive、OneNote、Forms、Whiteboard等)の機能について学びました。

【講座の内容】
 1 Microsoft 365について
 2 OneDriveの機能と基本操作
 3 Microsoftアプリの機能と基本操作
 4 Microsoft Teamsの活用

【講座の様子】

  

【受講者からの感想】

・初めてTeamsを操作したので、この研修をきっかけにいろいろな場面で活用していきたいと思った。また、校内で研修内容を共有して、複数で取り組んで、活用できる人を増やしていきたいと思う。

・本校では、Google社のものを活用していますが、自分の知見を広げるために講座に参加しました。Google社のものと共通している機能があることだけでなく、便利で詳細な機能がたくさんあるよさも知ることができました。便利な機能の中でも、実際に現場で効率よく活用していくためには、どの機能がおすすめなのか、どの機能を組み合わせて活用するとよいのかがとても明確で、大変分かりやすかったです。

・Class Notebookを有効活用して課題配付する点や評定を設定しておくと、自動的に評定を出すことができるよさに感動しました。現場でも活用するにはすごく便利な機能だと思います。

・講座での説明が分かりやすかっただけでなく、講座のテキストが現場に戻ってからもそのまま復習できるため、今後も活用できると思いました。重宝して使っていきたいと思います。

・今後、自分自身の活用だけでなく、他の職員へ周知するためにも大変参考となる内容でした。ぜひ次年度も本講座を開催していただければありがたく思います。

・Teamsでの課題の配布方法や成績処理の仕方について学ぶことができた。

C34 中学校技術・家庭科教育研修講座【材料と加工、生物育成】

5月26日(月)、27日(火)に標記講座を開催しました。技術分野を担当する中学校の先生方が受講され、技術分野の授業づくりについて学びました。

【講座の内容】

1.講義・演習「技術分野の現状と課題」

2.実習「製品の設計・計画と製作 TinkerCad,3Dプリンター活用」

3.演習・協議「技術の見方・考え方を働かせた授業づくり」

【講座の様子】

 

 

【受講者感想】

・製作実習、CADソフトの体験、3Dプリンタの見学など教育現場で実践、伝達する内容を再確認する場となり、大変有意義な時間でした。
・ペン立てを製作するというお題なだけでも、いろいろな見方や考え方に触れることができ楽しかったため、生徒にも同じような授業を通して、楽しさを教えていければいいなと思います。
・次年度へ向けての希望ですが、免許外の教員向けではない場合、課題解決型の授業を体験したいです。そして、その授業を通して、どのように評価するのかも知りたいです。(本当の授業でなくても、授業の流れなどさっと体験してみたいです。)

・かんながけや卓上ボール盤などの工具の理解が深まりました。

・現場で技術科の指導経験が少ない中、不安を感じながら日々授業に向き合ってきましたが、本研修を通して、技術分野における「見方・考え方」の働かせ方や、体験的な学習活動の工夫について多くの気づきを得ることができました。講義だけでなく、実際に手を動かす演習や他の参加者との意見交換があったことで、現場感覚に即した学びが得られたと感じています。
・ICTや生成AIの活用についても、自分の授業にどう取り入れられるかを具体的に考えるきっかけになりました。今まで漠然としか分からなかったツールについて、「これなら生徒も興味をもって取り組めそうだ」と思える場面があり、今後の授業で実践してみたいと思います。
・「材料と加工の技術」「生物育成の技術」については、知識の再整理だけでなく、実習を通して指導のポイントを実感できたのが良かったです。
・参加者の立場に合わせて丁寧に構成された内容で、技術科の指導に対する自信が少しついたように思います。二日間に渡りご指導いただきありがとうございました。キクラゲは技術室で栽培していきます。

B08中学校進路指導担当者研修講座

5月23日(金)に17名の先生方が参加され、中学校進路指導担当者研修講座が開催されました。日程は以下の通りです。

 午前 講義   「進路指導の考え方と進路指導主事の役割」

 午後 協議   「自校における進路指導の課題と方策」

    協議・演習「進路指導の進め方」

 進路指導担当者としての役割、キャリア教育との関連についての講義、進路指導を行う上での課題と改善点を話し合う協議、進路指導上起こりうる事例について、受講者同士の話合いで解決策を考える協議・演習を行いました。

 意欲的に研修された先生方の評価やアンケートから、本講座を受講した目的が達成されたようです。以下は、アンケート記述の一部です。

【講座の様子】

【受講者からの感想】

・進路指導の意義がわかりました。また、進路担当としてやらなければならないことのヴィジョンが持てました。何より、進路担当同士の横のつながりが持てたことが一番の成果でした。演習では、自分にない意見に触れることができ大きな学びになりました。不安なこともあるが、今日の仲間や校内の仲間と、子どもたちのために頑張りたいという決意が持てました。

・進路決定していく過程で、「どんな姿をゴールにするのか」を目指して指導していきたいと思いました。

・進路指導上の課題に対する方策を考えることで、進路指導主事としての職務を遂行する上での関わり方について、とても参考になりました。今後、校内での進路指導の推進に役立てたいと思いました。