☀9/8(火)9(水)の2日間、 C23学びを深める高等学校理科研修講座[物理]が開催されました。
この講座は、「授業において観察・実験をどのように取り入れるか」という視点と、「どのような資質・能力を身に付けるために観察・実験を取り入れるのか」という2つの視点に立って、先生方の授業力の向上をねらいとして、毎年開催しております。○1日目「学びを実感させるための授業実践」
↑誘導電流の確認実験 ↑試行問題の確認実験
◆受講者の感想
・DVDで見た授業例が興味深かったです。ただ話し合うだけでなく、自信のない生徒から自分の考えを発表する、周りから質問を投げかけながら気付きを促し、まとめていくという形が良いと思いました。
○1日目「単元を貫く観察・実験を取り入れた授業づくり」
↑レールを用いた掲示用教具 ↑教具を用いての実験の考案
◆受講者の感想
・ターンテーブルを用いていろいろな実験ができることがわかり、自分でもぜひ活用したいと思いました。直線運動で慣性力を見ようとしても一瞬だけですが、円運動だとずっと見ることができるので良いと思いました。また、モンキーハンティングの実験も良かったです。
○2日目「身近な素材を用いた実験器具・装置の製作」
↑弦に生じる定常波の観察実験 ↑ロジェの跳躍コイルの実験
○弦の定常波、アクリルパイプを用いた気柱管の実験例
○CD-Rを用いた実験(分光器によるスペクトル観察、ビットの測定、
針による録音)○エネルギーの変換実験(レーザー光とスピーカー、光電池を用いて)
○単極モーターの製作、ロジェの跳躍コイル
○渦電流の観察、誘導電流の発生 ... 等
◆受講者の感想
・様々な実験のアイディアを教えていただき、参考になりました。弦に生じる定常波は、装置がなくて諦めていましたが、記録タイマーで簡単にできたのですぐに使いたいです。CD-Rに回折格子も綺麗に見えて良かったです。
○2日目「科学の甲子園マスターズ」
※今回は「定規のせり出しコンテスト!」でした。
36本の定規を使って、机からどれだけせり出せるかを競う競技です。
定規の重みは考察の際に大変なものでしたが、逆にたわみによる強度も生まれ、新しい発見もありました。お疲れ様でした。
【担当者から】
学校で行われている実験例や、講座で行った観察・実験をさらに応用できるような意見交換もでき、非常に有意義な時間を過ごさせて頂きました。業務忙しい中、研修に参加してくださりありがとうございました。2日間、お疲れ様でした。また、来年の講座に向けて、実験や演示を増やしていきたいと思います。続きを隠す<<