8月20日(木)、8名(中6名、高2名)の先生方を受講者として迎え、標記講座を開催しました。
最初に全国学力・学習状況調査で明らかになった課題、新学習指導要領における数学科で育成を目指す資質・能力について講義を行いました。その後、実際に調査問題を解いて分析をし、中・高の混合班で「付けさせたい力」を明確にした上で、中高の接続を見通した課題を克服するための指導例(問題)を作成する演習を行い、最後に各班で作成した指導例について意見を出し合いました。演習・協議を通して、今後の授業改善に向けた新たな授業づくりの視点を持ち帰ることできました。
【講座の内容】
講義・演習:「全国学力・学習状況調査の結果分析と課題把握」
演習:「『付けさせたい力』を明確にした指導例の作成」
協議:「作成した指導例を振り返る」
・ずっと不安に感じていた箱ひげ図について勉強することができ、本当に有意義な時間であった。「読み取って数学化する力」を身に付けさせるために、日常と数学とのつながりを理解して活用できるように「考える時間」をしっかり授業でつくっていこうと思う。
・自分で問題をつくるということが難しいと改めて感じた。生徒に付けさせたい力を念頭に取り組むことで、出題の仕方が変わってくるということも分かった。
・付けさせたい力を考えたときに、問題発見・解決のプロセスを利用すると考えやすいことに気付くことができた。また、「日常を数学化する」ことが課題だと実感をもって理解でき、勉強になった。
・問題を与えて解くだけでなく、対話文、長文を読んで数式化する力は高校だけでなく、中学校でも必要とされていることを知ることができた。「読み取る力」、「説明する力」を付けさせる指導例をもっと学んでいきたいと思った。
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