開催した講座の様子

2022年7月の記事一覧

C08 社会科教材開発講座

7月12日(火)、13日(水)、標記講座を開催し、県内各地の中学校、高等学校、特別支援学校から4名の先生方が受講しました。新学習指導要領の地理領域で求められるGISの活用や地域調査の進め方についての講義・実地調査、授業づくりの演習・協議を通して理解を深めました。

 

【講座の内容】

1日目 講  義   社会科授業における地域調査の進め方
           ~自然環境と防災の視点から~

    実地調査   ・三内(入内断層) 
           ・平和公園から青柳(浜堤列地形と青森発祥の地) 
             講師 弘前大学教育学部 教授 小岩 直人

 

2日目 講  義    資質・能力を育む授業づくり向けて

    演習・協議 「社会的な見方・考え方」を働かせる授業づくり
           ~地理領域 地域調査の実施に向けて~


 
 

【受講者の感想】

・活断層が青森県内に存在するという事実だけでなく、実地踏査により、どのような形状になっているのか、土地利用がされているのかを見ることができたことは大変大きかったです。また、小岩先生の説明が、特定の時代に偏らず、数万年~数千年の変遷の中で形成されていることが、とても理解しやすく、活用できることも多かったです。講義で教えていただいた「地理院地図」や「今昔マップ」など、中学生にも利用できる教材として、活用していきたいと思います。

・今回の研修では多くの学びを得ることができました。その中でも「本物を見る大切さ」「どのような資質・能力を身につけさせたいのかを考えた授業計画」については、すぐにでも実践していきたいことです。身近な教材は生徒の関心意欲を高めるよい教材ですので、教材研究を進め実践していきたいと思います。

D10 今日から始める保護者対応研修講座

7月1日(金)、今日から始める保護者対応研修講座が開催されました。受講者は、小学校5名、中学校6名、高等学校14名、特別支援学校8名、その他4名、聴講者18名、合計55名でした。神田外語大学嶋﨑客員教授から「保護者理解と信頼関係を築くための対応」について講義をいただき、保護者との良好な人間関係づくりに3つのRが必要なこと、保護者とつながるコミュニケーション10か条など、実践できる具体策について理解・再確認しました。講義の中には、嶋﨑先生の実践例も多くあり、受講者には有意義な時間となったようです。
【研修の内容】
 講義・演習 「保護者理解と信頼関係を築くための対応」
 神田外語大学 客員教授  嶋﨑 政男 氏
【受講者からの感想】
・「保護者の養育態度」で今まで保護者に対して感じていた疑問がストンと腑に落ちました。
・先生のお話を聴き、「自分の保護者は先生のお話に出てくる保護者ほどではない。しっかり向き合おう。」と前向きになれたことが自分の中の1番の変化だと思いました。
 

C52 商業教育指導者講座

 7月12日(火)、13日(水)の2日間、商業教育指導者講座を開催しました。
 9名の先生方が受講し、演習を通して新学習指導要領が求めるビジネスの視点からの授業のヒントを数多く得ることができ、大変有意義な講座となりました。

 【講座の内容】 12日 ビジネスモデルを構造化して考える
            ~儲けの仕組みをBMCから探り、経営戦略を読み解く~
             (一社)ビジネスモデルイノベーション協会
             認定ジュニアコンサルタント 串原 憲和 氏
         13日 ビジネスにおける資産形成とリスク管理
             R&C株式会社 青森支社
             セミナー推進部 マネージャー 石澤 枝美子 氏 
            学習指導要領の教科商業の趣旨の実現に向けた教科指導
            

     
・BMCを活用し、企業の取組を出し合うことで、企業の活動が理解できる感じを得ることができました。不安定な社会を生き抜くためには、しっかりと方向を方針を定め、社会の変化に順応し変化・進化することが重要だと感じました。
・資産管理についての講義を聞き、もっと高校の授業の中で、このような内容を生徒に伝えていく必要があるのかなと思いました。少しずつでも、日々の授業の中で関連付けられるよう、勉強をしていきたいと思います。
・2日間とも、大変充実した講座だった。グループワークを多く取り入れて、他の先生方と意見共有できてためになった。

D20 教育相談(特別支援教育)研修講座

 7月12日(火)教育相談(特別支援教育)研修講座が開催され、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の27名の先生方が受講、4名の先生方が聴講されました。
 弘前大学教育学部 准教授 天海 丈久 先生から「本人・保護者の思いによりそう教育相談」という内容でご講義いただき、また、「特別な教育的ニーズのある子供たちをサポートする先生方のための教育相談ガイドブック」についてもご紹介いただきました。
 午後は、県立八戸第一養護学校 教諭 山口 典子 先生から「学校における教育相談の実際」という内容でご発表いただきました。最後の時間は、グループに分かれて「保護者との面談」という演習を行い、この研修講座で学んだことを含め、実際の教育相談場面にどのように活かしていけばよいかを検討し、全体で共有しました。
   
【受講者からの感想】
・保護者の障害受容の難しさが理解できた。そこからの協力体制づくりや理解を得るために何が必要か考えていきたいと思う。
・保護者への対応として、「保護者が決められるように」「保護者の決定を支える」という点を私も心掛けていきたいと感じた。
・日頃の保護者との関係づくりや校内の支援体制がいかに大切かを演習することで、改めて感じることができた。

C22 時間的・空間的な関係を探究する理科野外実習講座[地学]

 7月6日(水)C22時間的・空間的な関係を探究する理科野外実習講座[地学]を弘前市(岩木山周辺)の研修地で開催しました。県立郷土館学芸課長の島口天氏を講師に迎え、森山(第1期活動における溶岩ドーム)・新期火山麓扇状地(百沢面)を車窓から眺めながら観察ポイントに向かいました。ポイント1の中村川林道沿いの露頭で百沢面を構成している土石流堆積物を観察し、ポイント2の溶岩流の上につくられた津軽岩木スカイラインを通って8合目駐車場では第1期活動でできた黒森(溶岩ドーム)や第3期活動による山頂付近の溶岩ドーム(鳥海山溶岩ドーム、岩木山頂西溶岩ドーム、岩木山中央溶岩ドーム、岩木山頂ドーム、鳥ノ海溶岩ドーム)しました。その後、嶽温泉付近にあるお山の駅岩木さんぽ館で火山の恵みとして嶽温泉について歴史や活用例を確認し、蔵助沢に移動して、岩木山百沢土石流で流下した巨石を観察しました。高照神社では、敷石として活用されている兼平石(古岩木山が山体崩壊を起こした際に生じた岩屑なだれ堆積物中の輝石安山岩)を観察し、北麓の十腰内や十面沢方面に移動し、車窓から流れ山を観察したり、土地の活用例を観察したりしながら研修を行いました。受講された先生方は、講義・観察を通して、活火山「岩木火山」の形成史・火山活動とその影響についてじっくり学び、考えることができたものと思います。

 
 
 
 

〈受講者の感想〉

・学習内容としては高校レベルのものが多かったが、火山の分類や溶岩ドームとマグマの粘り気の関係の学習などに生かしたい。地域素材を教材化する具体例を通じて、時間的・空間的な関係について探究的に活動させる方法を十分に学習でき、現場での実践に生かせそうだと実感した。

・岩木山の成り立ちやその周辺の地層などについて大変詳しく教えていただいた。毎日見ている岩木山だが、3期にわたる火山活動によって現在の形が形成されていることを知り、とても興味深かった。生物を専門としているので、岩木山の植生と併せて地学的な話をすることで生徒の興味関心を広げることができるのではないかと考えた。

・今回の研修では改めて自分の目で見て体感することの大切さを再確認した。現代は様々な情報機器があるので表面的な知識を学んだり、授業で紹介したりすることもできるが、自分で感じたものはとても印象に残ると感じた。今回の研修で教えていただいたことを直接授業に落とし込むのは難しいかもしれないが、実物を見たり実験をしたりして感じる小さな発見や感動をこれからも大切にしていきたい。

・よく目にする岩木山の風景だが、今回の講座のお話を聞き、また、改めて地学的に解説をしていただき、大変勉強になった。青森県内の地学的な知識が得られるので楽しみな講座である。来年も参加したい。