7月12日(火)、13日(水)、標記講座を開催し、県内各地の中学校、高等学校、特別支援学校から4名の先生方が受講しました。新学習指導要領の地理領域で求められるGISの活用や地域調査の進め方についての講義・実地調査、授業づくりの演習・協議を通して理解を深めました。
【講座の内容】
1日目 講 義 社会科授業における地域調査の進め方
~自然環境と防災の視点から~
実地調査 ・三内(入内断層)
・平和公園から青柳(浜堤列地形と青森発祥の地)
講師 弘前大学教育学部 教授 小岩 直人
2日目 講 義 資質・能力を育む授業づくり向けて
演習・協議 「社会的な見方・考え方」を働かせる授業づくり
~地理領域 地域調査の実施に向けて~
【受講者の感想】
・活断層が青森県内に存在するという事実だけでなく、実地踏査により、どのような形状になっているのか、土地利用がされているのかを見ることができたことは大変大きかったです。また、小岩先生の説明が、特定の時代に偏らず、数万年~数千年の変遷の中で形成されていることが、とても理解しやすく、活用できることも多かったです。講義で教えていただいた「地理院地図」や「今昔マップ」など、中学生にも利用できる教材として、活用していきたいと思います。
・今回の研修では多くの学びを得ることができました。その中でも「本物を見る大切さ」「どのような資質・能力を身につけさせたいのかを考えた授業計画」については、すぐにでも実践していきたいことです。身近な教材は生徒の関心意欲を高めるよい教材ですので、教材研究を進め実践していきたいと思います。