開催した講座の様子

令和7年度 11月

C39豊かなスポーツライフを実現する保健体育授業研修講座

 11月19日(水)に、桐蔭横浜大学 准教授 清水由先生を講師にお迎えし、C39 豊かなスポーツライフを実現する保健体育授業研修講座を開催しました。清水先生には、体育におけるユニバーサルデザインの基本的な考え方を踏まえた授業づくりについて、講義及び演習をしていただきました。


【研修内容】

 講義「体育授業における課題と工夫」
 講義、講義・演習「ユニバーサルデザインの考え方を生かした体育の授業づくり」
       講師 桐蔭横浜大学 准教授 清水 由 先生

・UDを阻害する要因は教師の固定観念である、というお話が特に印象に残りました。 私はこれまで、バスケットやバレーなどは、中学校ではある程度オフィシャルルールに近づけなくてはならないと思っていましたが、これからはまず生徒のことを理解し、今の彼らに何が必要かを考えて授業に生かしていこうと思います。

・体育の授業において、「できる・できない」だけで評価するのではなく、子ども一人一人の小さな動きに目を向け、「何ができるか」「何ならできるか」という子どもの目線で授業づくりを行っていくことが大切だと感じました。他校の先生方が抱える悩みを共有することで、授業をデザインするために必要な視点について、たくさんの意見を出し合うことができました。今後の授業における留意点や運動の多様な楽しみ方など、多くのことを学ばせていただきました。

・日頃の授業でもユニバーサルデザインを意識しているつもりでしたが、実際に演習で体を動かしてみると、スモールステップに分解できる要素がまだまだ数多くあることに気づかされました。 また、中学校の先生方からも多くの刺激をいただき、視野を広げることができました。