11月19日(水)に、桐蔭横浜大学 准教授 清水由先生を講師にお迎えし、C39 豊かなスポーツライフを実現する保健体育授業研修講座を開催しました。清水先生には、体育におけるユニバーサルデザインの基本的な考え方を踏まえた授業づくりについて、講義及び演習をしていただきました。
【研修内容】
講義「体育授業における課題と工夫」
講義、講義・演習「ユニバーサルデザインの考え方を生かした体育の授業づくり」
講師 桐蔭横浜大学 准教授 清水 由 先生
・UDを阻害する要因は教師の固定観念である、というお話が特に印象に残りました。 私はこれまで、バスケットやバレーなどは、中学校ではある程度オフィシャルルールに近づけなくてはならないと思っていましたが、これからはまず生徒のことを理解し、今の彼らに何が必要かを考えて授業に生かしていこうと思います。
・体育の授業において、「できる・できない」だけで評価するのではなく、子ども一人一人の小さな動きに目を向け、「何ができるか」「何ならできるか」という子どもの目線で授業づくりを行っていくことが大切だと感じました。他校の先生方が抱える悩みを共有することで、授業をデザインするために必要な視点について、たくさんの意見を出し合うことができました。今後の授業における留意点や運動の多様な楽しみ方など、多くのことを学ばせていただきました。
・日頃の授業でもユニバーサルデザインを意識しているつもりでしたが、実際に演習で体を動かしてみると、スモールステップに分解できる要素がまだまだ数多くあることに気づかされました。 また、中学校の先生方からも多くの刺激をいただき、視野を広げることができました。
11月17日(月)、18日(火)の二日間、標記講座を開催しました。データベースの演習やプログラミングによるデータの活用と分析などについて学びました。
【講座の内容】
・情報科の指導と評価について
・データベースとSQL
・表計算ソフトによるデータの活用と分析
・プログラミングによるデータの活用と分析
【講座の様子】
【受講者の感想】
・生徒に身に付けさせる資質や能力について、授業の実践例を通して、知ることができたのでよかったです。生徒が興味を持ちそうな内容もありましたので、授業で活用していきたいと思います。ありがとうございました。
・いろいろな視野を広げておくことで、情報や商業の授業だけではなく、探究の活動にもつなぐことができるので、本講座の内容を今後に役立てたいと思います。
・「データ活用と分析」についての知識が足りていないと考えていたため、すぐにでも実践したいと思いました。手軽にデータベースの実習を行えるWebツールを教えていただき、大変助かりました。
特別支援学級授業づくり研修講座(前期)(後期)を開催いたしました。
前期では、受講者から提出していただいた事前アンケートを基に「知りたい・学びたい」内容にフィットした講義を展開しました。また、協議では、現在担当されている学級の課題や授業づくりで困っていることを出していただき、その解決に向けて、「明日からの授業で使える手立て」を出し合いました。
後期では、受講者の勤務先に指導主事が訪問し、受講者の授業実践を参観し、協議を行いました。
【受講者の感想】
・悩んでいる事例にたくさんのアドバイスをしていただいたので一つずつ試してみたいです。
・支援方法など多くの気付きをもつことができました。今後の授業に生かしていきたいです。
11月11日(火)、12日(水)の二日間、標記講座を開催しました。学習指導要領の内容や観点別学習状況の評価の方法、課題研究等で活用するための制御方法などについて学びました。
【講座の内容】
・学習指導要領 教科「工業」について
・3Dプリンターの活用
・シーケンス制御
【講座の様子】
【受講者の感想】
・社会に開かれた教育課程の実現に向けて、生徒に対して「何ができるようになるのか」、「何を学ぶのか」、「どのように学んでいくのか」、この3つを柱を基に日々の授業展開の中で生徒に問いかけていきたいと思いました。また、3Dプリンターの活用やシーケンス制御演習において、他学科の内容とは言え、生徒の視線から、様々なことを学ばせていただきました。他学科のことを学ぶことにおいて、自分へのチャンスだと思い、今後も様々な分野に目を利かせ、生徒の将来に向けて何ができるのか、日々チャレンジしていきたいと思います。
・3Dプリンター、シーケンス制御ともに、実際に現場の実習で活用できるスキルを身に付けることができました。機械系の分野では現在、3DCADを使用しなければ製作できない先進機械が多く導入されています。それに対応するためにも、このような研修は有効だと考えます。シーケンス制御も、ものの考え方、また実際に使われている機械にも使用されている部分であるため、生徒に還元できるところが大きいと思いました。