7月30日(火)、SOSの出し方教育研修講座を開催しました。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方、SSWの方を合わせて48名が受講・聴講されました。中央大学人文科学研究所 客員研究員 髙橋聡美氏を講師に迎え、SOSの出し方教育について全国各地で行われている実践を、児童生徒の実態を交えながら御講義いただきました。幅広い校種の先生方のニーズに応えられるよう、全国の児童生徒の実態、アサーティブな態度の育成やレジリエンスを児童生徒にどのように伝えていくかなどについても学ぶことができました。講義の最後には、8名もの先生方に御質問いただき、先生方の研修意識の高さを強く感じる講座となりました。
【受講者の感想】
近年の児童生徒の自殺者増加の要因となる様々な諸問題について知ることができた。生きづらさや困難を抱える子どもたちへの支援に、地域が連携して取り組んでいることを知り、私自身が教員としてできることは何なのか考えさせられた。
「人の心は折れる」ということを前提に、立ち上がる力であるレジリエンスや、自傷や自死など、幅広く児童・生徒のSOSやそれに対する考え方について知りました。特にアサーティブな態度やバウンダリーについての考え方は、その知識の有無によって、教師の子供への接し方や見方が自覚でき、すぐに実践につながるものだと感じました。
SSW等の心理的および社会的な専門性を有した人材と連携して支援を充実させることで、学校が支援できない範囲を越えて、組織的対応をすることができるのを学ぶことができた。