7月23日(火)、24日(水)に標記の講座を開催しました。
1日目は学習指導要領の趣旨に基づき、身近な素材を用いて探究の過程を意識した観察、実験に挑戦しました。
2日目は、浅虫海洋生物学教育研究センターで岩﨑藍子助教と福森啓晶助教による講義、実習、実験を行いました。地元の陸奥湾の生態系について、生物の機能に着目してプランクトンを分類し,捕食者である貝類を観察、解剖することで生物多様性について深く考えることができました。
〔講座の内容〕
・理科の見方・考え方を働かせる授業デザイン
・身近な素材を用いた観察・実験とその教材開発
・地域の素材を用いた観察・実験とその教材開発
・地域の素材を活用した授業実践とその工夫
・指導と評価の一体化が難しいと考えていたが,実験,レポートなどを上手に組み立てて,3観点をそれぞれ見ていくイメージで進めるとよさそうだと感じた。
・わずかな濃度の違いで結果が変わることも体験でき,予備実験の大切さを知った。一方で,なぜ結果が予想と異なるのか生徒に考えさせることも重要だと気付くことができた。
・プランクトンの同定では,知らない生物がたくさんあり,調べながら学んでいくことができた。分類や形態は普段の授業では説明だけで終わっているところがあったので,今回の経験を今後生徒に還元したいと思っている。
・分類などは興味を持ちにくい分野だと思っていたので,今日の実習で自分の意識改革ができて良かった。
・改めて実験することの大切を実感した。まずは手軽に実施できそうな実験から取り入れ,少しでも多く,実験の機会を生徒に経験させていこうと思う。