開催した講座の様子

D25 読み書きに困難のある児童生徒への指導・支援研修講座

 10月25日(金)、標記講座を開催しました。
 小学校、中学校、高等学校の先生方が受講しました。
 宮城学院女子大学 教授 梅田 真理 氏 を講師に迎え、「読み書きに困難のある児童生徒の学び方を考え支援する」というテーマで、演習を交えながらご講義いただきました。講義では、読み書きの困難の背景要因等について分かりやすく解説していただき、読み書きの困難さに対する支援のポイントについて学びました。
 また、午後の講義・演習「読み書きの困難さを補うタブレットPCの活用方法」では、タブレットPCのアクセシビリティに関する標準機能や音声教材など、代替手段としての活用法を学びました。

 講座の様子1  講座の様子2

【受講者の感想】

  • 読みにくさの体験をしてみて、一日の授業が全てこうだったら子どもの負担はすごく大きいと実感できました。ノートのマスに入らない、正しく表記できない、音読できない子どもたちを練習不足と捉えるのではなく、どこに難しさをもっているのか、学校に戻ったらしっかり見ていきたいと思いました。
  • 学校不適応の子どもたちを目の前にして、怠けではないかとか、もう学校でできることはないのではないかと思っていた自分の考え方を反省しました。子どもが何に困っているのか、つまずきの原因を探る担任になっていきたいと思いました。
  • 今まで、LDかもと思ったときに不器用さや形の捉え方の視点で困っていることを見つけようと観察していましたが、不注意という視点はありませんでした。あの子はもしかしたら不注意で正しく書けなかったのかな?と子どもの顔が浮かんできました。正確に実態把握し、適切に支援ができるよう努めたいです。