6月17日(火)標記講座を開催しました。15名の先生方が受講されました。
午前の前半では、UD(ユニバーサルデザイン)を取り入れた授業づくりや授業改善の視点について、講義と演習を行いました。午前の後半には、「私の授業改善の取組」と題して、つがる市立向陽小学校の吉村聡子先生に実践発表をしていただきました。単元のゴールを見据えた1時間の授業の組み立て方や、授業外に児童が英語に触れる工夫など、素晴らしい実践を御紹介いただきました。
午後は、上智大学短期大学部の狩野晶子教授によるワークショップ形式の講義を行っていただきました。講義を通して受講者の先生方が児童の気持ちになって考えることで、納得感をもってお話を聞くことができたと感じています。UDの視点から英語での指示の出し方や活動のポイントなどを教えていただき、明日からの実践にすぐに役立つ内容ばかりでした。「もっとお話を聞きたい」という声が上がるほど、充実した3時間となりました。
【講座の内容】
・講義・演習 外国語・外国語活動の授業づくりと授業改善の視点
青森県総合学校教育センター 指導主事 長谷川 紘一
・発表 私の授業改善の取組
つがる市立向陽小学校 教諭 吉村 聡子
・講義・演習 外国語・外国語活動の指導の在り方
上智大学短期大学部 教授 狩野 晶子
【受講者の感想】
・UDの視点や一工夫を加えるだけで子供たちの意欲を高められること、視点を変えながら学習を工夫することなど、たくさんのことを学ぶことができました。これからの授業に生かしていきたいです。
・狩野先生の講義が大変参考になりました。特に実際に様々なことを体験したことで、子供たちが何に困り感を持つのかよく分かりました。明日からの授業に早速取り入れていきたいです。
・「慣れ親しむ」とはどういうことか、アルファベットの学習を例に体感することができました。とても楽しかったです。
・吉村先生の実践発表では、朝活動やお昼の放送などで英語に触れる機会を設けていることがわかりました。委員会やクラブ活動などと絡めて企画していきたいと強く感じました。
・狩野教授の演習では、同じ表現を楽しみながら難易度を変えたりして繰り返し活動を行っているのが参考になりました。内気な子供や定着がなかなか難しい子供でも、「できる!」という気持ちを持つことができそうです。