開催した講座の様子

C40保健授業づくり研修講座

6月30日(月)に、鎌倉女子大学の藤原昌太先生を講師にお迎えし、C40保健授業づくり研修講座を開催しました。藤原先生には、保健の授業づくりについて、豊富な実践事例を基に、講義、演習をしていただきました。また、演習では、小中高それぞれの段階に応じた授業づくりが行われ、皆さん意欲的に取り組んでいました。
【研修内容】
 1 保健における課題と工夫
 2 講義、講義・演習「健康課題を解決する資質・能力を育む保健の授業づくり」
            (講師) 鎌倉女子大学 講師 藤原 昌太 氏

・保健の授業を大切だと思ってくれている生徒は多くいるが、それに見合った授業がなされていないことを痛感した。知識を詰め込むのではなく、なぜその知識が必要なのか、どのように活かすべきかを伝えられるような授業を展開していきたいと思った。グループ討論や体験、他者に伝える活動を授業内に多く取り入れていきたい。そのために、教員側が多くのことを多角的な視点から思考し材料を探していかなければならないと実感した。

・「覚える」ことよりも「分かる」ことの大切さや、物事を科学的に理解することの大切さ、生徒が分かりやすく、興味をもつことができるような教材づくりについて学ぶことができた。教師が生徒に教えるだけでなく、生徒が自分の考えを作ったり、問題提起と解決の主体となれるような授業づくりを目指した授業づくりが大切であることを学んだ。

・今後の授業では、より生徒同士のやり取りが活発になるための工夫(自由に話してよい場面の設定や、他の生徒の感想がすぐに見られるようにする工夫)をし、最後に振り返りをしっかり行うことで、生徒の学びに向かう姿勢や目に見える部分だけでない所を見ることができるようにしていきたい。