8月20日(水)に、標記講座を開催しました。前日からの「鑑賞の学びを考える!小学校図工・音楽科講座」と合同開催の講座であり、36名の方が受講・聴講されました。講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」では、松林図屏風を見たり、越天楽を聴いたりする活動を通して、鑑賞の授業で育む資質・能力を捉えました。「鑑賞から広がるこれからの学び」では、音を聴き取り、聴き取ったことから思考し、最終的に味わって聴くという学習の流れを音源を聴きながら体験し、実感を伴った理解を深めました。
[講座内容]
1 講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」
2 講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」
講師・助言者:武蔵野音楽大学 准教授 山﨑 正彦
【受講者からの感想】
・音楽は「記憶」の学びではなく、「経験」の学びであるという言葉が最も心に残りました。1つの曲を通して、生徒に何を考えさせ経験をさせるのか、ゴールを明確にした授業づくりを2学期に向けて考えていきたいと改めて思いました。また、教科書の題材(主教材)に迫るための関連教材の引き出しを準備していきたいと感じました。
・生徒の学びが深まるファシリテートができるよう発問を工夫し、生徒の生活が明るく豊かになるような長い目標と、責任をもって生徒に音楽の楽しさを伝えていける教員を目指していきたいと思います。
・小学校の音楽と中学校の音楽とのつながりを考えるきっかけにもなったので、今後も自分の校種だけではなく、小学校の勉強まで目を向けられるように工夫していきたいです。