9月8日(月)に標記講座を開催し、幼・小・特合わせて19名の先生方が参加されました。
ものづくりを中心とした演習を通して、生活科授業の在り方について学びました。
午前は、新谷祐貴先生をお招きして、ものづくりの具体的な教材を紹介していただきながら、気付きの質を高めるための考え方を中心に講義・演習を行いました。
午後は、ものづくりの授業場面を想定して、実際にものづくりの内容を考えて体験する演習をし、深い学びに導くためにどのように働きかけていくかを協議をしました。
講義・演習・協議を通して、児童の体験と表現の相互作用を重視した「見取り、働きかけ」から深い学びへと導くためにどう授業を改善していくかについて、たくさんの気付きを得た研修となりました。
【講座の内容】
講義・演習「気付きの質を高める生活科の授業づくり」
(講師)千葉大学教育学部附属小学校 専任教員 新谷 祐貴 氏
講義・演習「身近な素材を通した指導と評価の在り方」
(講師)県総合学校教育センター 指導主事 山口 繁弥
【受講者からの感想】
・実技講座が充実していて、わかりやすかったです。低学年でも簡単にできそうな教材がたくさんありましたし、実際に先生がどのような場面で取り入れているのかもお話ししてくださったので、まずはその場面で実践してみたいと思います。
・児童の気付きに対して、さらにその気付きが深まるように、教師も意図的に言葉がけをしなければいけないのだということがとても勉強になりました。
・同じ班の先生方とおもちゃ作りをすることで、児童がつまずきそうなところを考えたり、気付かせるためにどのような支援をすればよいかを考えたりすることができました。やはり子供たちに気付かせるための声がけはとても大切だと実感できました。
・特別支援教育には生活科はありませんが、興味関心をひく教材は必要不可欠であり、一人一人の興味関心のある教材を使っての学習に日々取り組んでいます。今回の研修は、特別支援教育の現場でもたくさん活用できると感じました。また、子供のつぶやきがとても大切で、その「気付き」を見逃さないように、深い学びにつなげていきたいと思いました。