6月20日(木)、21日(金)の2日間、標記講座を開催しました。小学校と特別支援学校の9名の先生方が受講され、国語科における「読むこと」領域について、「言語活動の充実」の考え方で、日々の授業においてベースとなる考え方や様々な手法について体験を通して学びました。
【講座の内容】
1日目
・講義「読む力を育てる授業改善」
・演習「読む力を育てる言語活動」
・演習「タブレット端末を活用した国語科の授業」
2日目
・講義・演習「主体的・対話的で深い学びを実現する「読むこと」の指導」
(講師)京都女子大学 水戸部 修治 教授
・講義・演習「読む力を育てる単元構想」
【受講者の感想】
・これまで「何となく」で考えていたことを、「問い返し例」「ICT活用のポイント(5W1H)」等具体的に知ることができました。今後はより明確な意図をもって問い返したりICTを活用したりするようにしていきます。また、ICTについては、様々なアプリを実際に使い知ることができ、勉強になりました。
・水戸部先生の講義を聴いて、多くのことを学びました。特に印象に残ったことは、ペア学習などの児童同士の交流のさせ方です。実際の動画を見ながら分かりやすく学ぶことができました。中でも、座ったまま机をつけて交流させる「交流空間の整備」をしたり、単に意見を言い合うだけでなく、意見の質を高めたりするなど、今すぐ実践したいと思えることが盛りだくさんでした。また、水戸部先生の御講義を受けたいです。
・まずはたくさんの読み物に触れさせたいと強く感じ、時間を確保していきたいと感じました。生徒が自分の好きなことや気になることを取り上げるなど、特別支援学校でも主体的に活動できるようにしたいと感じました。
6月18日(火)~19日(水)標記講座を開催しました。県立学校の国語の先生方5名が受講され、筑波大学人文社会系の島田康行教授から講義を受け、単元指導評価計画の作成を行いました。
【講座内容】
1日目 「主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくり」
筑波大学人文社会系 教授 島田康行 氏
「主体的・対話的で深い学びを実現する指導と評価の工夫」
青森県総合学校教育センター 指導主事
2日目 「主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」
青森県総合学校教育センター 指導主事
【講座の様子】
【受講者からの感想】
・今年度から初めて新課程の授業を担当することになった折に、旧課程から科目名が変更になったことの意義や、指導と評価の一体化の方法について具体的に学ぶことができた。
・講座の目標は、概ね達成できたと思います。学習指導要領が改訂されてから、今年度初めて新しいカリキュラムの科目を担当することになり、科目の特性や評価の方法についてあまり理解できていませんでした。しかし、今回の講座を受講することで、今まで自分の中で納得できなかった部分や解消されなかった疑問がある程度解消されました。また、単元指導計画を実際に作成することで、見通しを持って授業を組み立てていく方法も学べました。これらを生かして自分の授業改善につなげていきたいです。
・目標は達成できたと思います。新課程になったにもかかわらず、不勉強さゆえに旧態依然としたやり方を貫かざるをえない状態にありましたので、大変勉強になりました。何年かぶりにじっくりと指導要領を読み込み、あるべき指導の在り方について考えることができたと思います。また、指導主事の先生方のお人柄によって、発言や質問がしやすい雰囲気で、楽しく受講できました。ありがとうございました。
・受講者が少なく、個別にアドバイスをいただきながら進めることができてありがたかったです。ありがとうございました。
・今年度から新課程を担当している中で、各科目においてどのような資質・能力が求められているのかしっかり把握しないまま現状維持の授業を行っていた。今回の講義や単元指導計画作成を通して新学習指導要領を読み込み、各科目の特性を少しばかり理解できたような気がする。今後授業を行っていくなかで、闇雲に進めるのではなく、生徒の到達目標をきちんと設定して計画を立てていきたいと思う。
6月18日(火)、19日(水)に標記講座を開催しました。12名の先生方が参加し、NetCommons3の操作方法について、実際にサンプルサイトを最初から作成しながら学習しました。受講された先生方は、CMSを活用したWebページ運営について具体的なイメージを持つことができた様子でした。
【講座の内容】
18日 WebページとCMS 19日 ルーム管理
設定・管理画面 SFTPによるファイル転送
基本ページの作成 総合演習
プラグインの利用
【受講者の感想】
・ページ作成の仕方や、合格発表のアップの仕方等、大変実践的に学ぶことができ、大変参考になりました。
・今までホームページの作成は公私ともにやったことがありませんでしたので、今回の講座でその仕組みを大体知ることができて目的は達成されたと思います。
・NetCommons2から3になり、操作方法がわからない部分があったが、今回の講座でわからない部分が解消されたので良かった。
6月18、19日に中学校理科実験講座が開催されました。受講された先生方は12名となり、活気あふれた講座となりました。地区によっては、中体連の振替休日にも関わらず、講座に参加された先生方もいました。日程は以下の通りです。
6月18日(火)午前:講義「理科授業改善の視点」
午後:講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫」(3学年1分野の内容)
6月19日(水)午前:講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫」(1学年1分野の内容)
午後:講義・実験「授業で使える観察・実験の工夫」(2学年2分野の内容)
【講座の様子】
・ダニエル電池は市販の実験装置よりも少ない薬品でできたり、個別実験にすることもできたり、いろいろなアプローチを試みることができることが分かりました。ウラニン、酢酸ダーリア、メチレンブルーなど知らなかった色素や試薬の特徴を知り、今後の実験観察の幅を広げることができました。音などもちょっとした工夫ではっきりと結果が変化することが分かり、生徒たちの興味関心を高められると感じました。
・複数の実験方法を体験したことで、その実験のよさや改善したい部分が見えてきました。実際に授業で行うときには、実験のよい部分を組み合わせたり、改善したりしながら、生徒にとって分かりやすいものにしていきたいと思います。
・全国学力学習状況調査や県学習状況調査の結果を確認し、様々な角度で考えることができました。また、実験も大変勉強になりました。
・全国学力学習状況調査等各調査の結果の見方について、学ぶことができました。また、いろいろな実験の課題や留意点についても考えることができ、今回の受講の目的を達成することができたのではないかと思います。
6月4日(火)~5日(水)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目は、文部科学省 教科調査官の小林恭代氏を講師に、図画工作科の講義と造形遊びの演習を行いました。2日目は、音楽科の講義と音楽づくりの演習及び造形と音楽のコラボレーションの演習を行いました。
【講座内容】
1日目:講義「図画工作科における指導と評価の一体化」
演習「「造形的な見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する造形遊び」
2日目:講義・演習「「音楽的な見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する表現活動」
演習「造形と音楽のコラボレーション」
協議「これからの図工と音楽の授業づくり」
【講座の様子】
【受講者の感想】
・造形遊びの意義や評価の仕方を学ぶことができ、大変勉強になりました。特に、午後の演習では実際に子供の視点で活動してみて、様々な「見方・考え方」に触れ、色を組み合わせる経験、素材のよさを見つける経験等、様々な経験をすることが子どもたちの感性を豊かにすることができると感じました。
・題材毎に、「音色」「リズム」などの音楽を特徴づける要素の中で、子どもたちに何に気付かせたいかという視点をもって授業に臨むことが大事だと分かりました。学年に応じて絞って指導したり、見方・考え方を意識できている児童を取り上げて褒め、学習をつなげていくことも勉強になりました。