開催した講座の様子

令和6年度 6月

C12 数学教育講座

6月28日(金)標記講座を開催しました。11名の先生方が受講され、参加者同士が活発に意見を交わし、各自の視点や経験が共有されることで、新たな発見や深い理解が生まれました。午後の講義・演習では、弘前大学教育学部の田中義久教授から数学的な見方・考え方を働かせる授業について講義を受けました。

【講義内容】

   午前 講義・演習 県の課題をもとにした授業改善の視点~主体的・対話的で深い学びを実現する授業~

   午後 講義・演習 数学的な見方・考え方を働かせる授業

【講座の様子】

 

【受講者の感想】

・数学的な見方・考え方について、「働かない」という言葉に「はっ」と改めて思いました。見方・考え方を働かせる仕掛けを授業に取り入れていかないといけないと思いました。

・数学的な見方・考え方を働かせるためにはねらいが大切であると改めて感じました。講義を通して教材研究がとても大切だと感じたし、1つの題材でどこに焦点を絞って授業を進めるかを考えるいい機会になりました。

C08社会科教材開発講座

6月18日(火)、19日(水)、標記講座を開催し、中学校、特別支援学校、県立高校から10名の先生方が受講しました。講義、実地研修、演習を通して、「社会的な見方・考え方」を働かせる授業づくりについて、理解を深めることができました。

 

【講座の内容】

1日目 講  義  経済リテラシーを育む授業づくり

           講師 東洋大学 教授 栗原  久

    実地研修  金融機関の役割・日本銀行の金融政策について

           講師 日本銀行青森支店 総務課長 佐藤 拓彦

 2日目 講  義  単元を見通した授業デザイン

     演  習  「社会的な見方・考え方」を働かせる授業づくり

 

 

【講座の様子】

  

 

【受講者の感想】

・生徒達に身につけさせる「視点・考え方」を理解するための方法だったり、生徒の自主性を支援する経済の授業をするためのやり方など深い学びができて大変有意義な時間でした。

・経済リテラシーを育むためには、児童生徒の実態に応じて段階を踏んで適切に学習活動を計画する必要があることがわかりました。本人が自分の生活につなげて捉えることができるよう、具体的な題材を工夫することが大切であると感じました。

・普段聞くことができない、日銀の方が見ている青森県の経済についてお話が聞けたのがよかったです。またデータをどのように解釈しているのかを聞くことができ、自分自身が生のデータをどのように活用していけばよいか良い刺激になりました。

・日本銀行の仕事の中身とどのような方法で景気判断がなされているかなど、普段知ることのない細部を教えていただきました。日本銀行のデータや統計を活用する授業を組み立てて見たいです。

・小学校と中学校の連続性について話を聞くことが多かったが、中学校と高等学校の連続性の話を聞いて、責任の重さをより感じた。生徒の文脈で学習が展開されるようにするには、やはり複線型に取り組む必要があると思った。

・クラウドを活用した授業展開案を考える活動では、各班の工夫を凝らした展開案を聞き、自身の授業でも実践してみようと思いました。毎時間とはいかないでしょうが、生徒たちが主体的に学習に向かい、深い学びができるように、ICTを活用した授業をどんどんしていきたいと思います。

C18 高等学校理科研修講座[物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎]

☀6/21(金) C18 高等学校理科研修講座[物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎]が開催されました。

 

 「高等学校理科における基礎を付した科目や『科学と人間生活』において、必要な授業デザインの方法や観察・実験の方法について研修することで、専門としない分野を担当した際にも取り入れやすい内容を扱い、授業実践について考えること」をねらいとして研修を行いました。

午前:観察・実験を取り入れた授業づくり ~物理基礎/生物基礎~

午後:観察・実験を取り入れた授業づくり ~物理基礎/化学基礎/地学基礎~

   

○各分野の講義・実験の様子

    

 ↑講義・実験の様子(物理基礎)    ↑講義・実験の様子(化学基礎)

    

 ↑講義・実験の様子(生物基礎)    ↑講義・実験の様子(地学基礎)

◆受講者の感想
・専門でない分野でも、身近な材料を使用することで観察・実験を行えると思った。

・基礎科目における新たな視点での実験を学ぶことができた。

  
【担当者から】
 講座運営にあたり、積極的に何かを吸収しようとする姿勢にこちらが刺激を受けました。また、現場での実践内容をお伺いでき、大変勉強になりました。業務のお忙しい中、研修に参加してくださりありがとうございました。また、来年の講座に向けて、実験や演示を増やしていきたいと思います。

D05 高等学校における道徳教育講座

6月10日(月)標記講座が開催され、16名が受講しました。小・中学校と違い、教科としての道徳がない高等学校においてどのように道徳教育を進めて行けばよいのか理解を深められた様子でした。

【講座の内容】

講義「高等学校における道徳教育の推進」

講義「小・中学校における道徳教育の実際」

演習・協議「自校の特色を活かした道徳教育の展開に向けて」

 

【受講者の感想】

・道徳教育推進教師として、まずは自分自身が理解を深めていかなければいけないと思った。道徳教育を高校の現場でどのように取り入れて、学校全体としての取り組みにしていくのか考えるきっかけになった。

・学校教育活動全体を通じて行うべき道徳教育について再度その重要性を確認することができたため、今回の目標を達成できたように思います。これからは生徒のために全教職員一丸となってこの道徳教育の充実に繋げていけたらと思います。

・小・中学校の道徳科の実態をよく知らなかったので参考になりました。どういう授業を受けてきたかを理解したうえで、高校における道徳教育を考えることができました。

・高等学校教育下で道徳を学ぶ意義を学んだことで、学生時分の頃と捉え方が変わっていったことに気づきを得られた。これにより、より生徒一人一人にとっての道徳観を育むには授業や学校生活の一つ一つの場で生徒自身に自分にとっての道徳とは何かを考えさせる場面が必要なのだと思った。どのような道徳観を身に付けさせるために問いを発するか、そしてそれが生徒自身で気づき考えるようなものとなっているか、自分自身の指導観についても考えさせられる研修となったように思う。

D33 はじめてのオンライン授業実践講座

 6月21日(金)に標記講座を開催しました。小学校、高等学校、特別支援学校の先生方が受講され、Web会議システムを使ったオンライン授業の仕方、動画共有サービスやクラウドサービスの活用について学びました。

【講座の内容】
1.「個別最適な学びの実現」とオンライン授業
2.オンライン授業における著作権
3.Web会議システムを利用したオンライン授業
4.動画共有サービスを活用したオンライン授業
5.クラウドサービスを活用したオンライン授業

【講座の様子】

講座の写真1 講座の写真2 講座の写真3

【受講者の感想】
・オンライン授業についてはもちろんですが、受講の目的以上に得るものがありました。ありがとうございました。今回の研修講座で得た知識を校内での情報共有・提供にも使わせていただきたいと思います。

・ICTは苦手な分野ですが、学びたいとは思っていて「はじめての」という言葉に勇気をもらい、なんとか参加することができました。ロイロノートは初めてで、わからないことだらけでしたが、いろいろ教えてもらいながら何とか入力等できました。また、パワポに音声を入れることができ、それをオンラインで活用できると知り、大変参考になりました。私の中では、目標は達成できたと思います。ありがとうございました。

・実施は可能であると感じる反面、対面の生徒・オンラインの生徒との双方向のやりとりはできるのだろうかとも感じました。また、本校で取り入れようとしているUDLを取り入れた授業を実施する場合に、どのようなやりとりができるかなど考えることは多々あるとは思いますが、できることからやってみようと思います。今後も各学校でオンライン授業が簡単にできるよう、講座の実施や助言をお願いしたいと思います。ありがとうございました。