開催した講座の様子

令和7年度 6月

C49 産業教育指導者講座(前期)

 6月6日(金)標記講座を開催しました。県立学校の商業・情報・福祉・水産の先生方8名が受講され、本県における産業の現状と展望について2事業所の方から講義を受け、実際に工場や施設内を視察させていただきました。

【講座内容】 本県における産業の現状と展望(講義・視察)
   午前 株式会社ハチカン
                講師 業務部労務課主任 山田 淳一 様
   午後 トヨタカローラ八戸株式会社
        講師 代表取締役社長  塚原 安雅 様

【講座の様子】

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【受講者の感想】

 ・細かなところまで視察させていただきありがとうございました。
 社員どうしの信頼がお客様からの信頼につながることをよく理解することができました。
 徹底することとそれを継続すること、そして、コミュニケーションが仕事に務める上で大切なことだと改めて感じたため、
 生徒に対して日常生活での何気ないやりとりを作っていきたいと思いました。

 ・人の安全を守ることを最優先に考えている企業であることが理解できました。日本の基幹産業であり、地方には確実に必要
 な車を製造・販売・整備する企業であることが理解できました。また、グローバルな視点や、創造する力を持つ必要が大事で
 あることも授業で話したい内容でした。
  自社だけではなく、地域の中に入り込み他社との対話なども取り入れて活動することも大切なことだと理解しました。総合
 的な探究の時間で取り入れてみたいと思える内容でした。

 ・会社概要から整備工場まで視察させていただきありがとうございました。
  機能性を上げる技術力が世の中の利便性につながることと同時に、人材の増加および育成を比例させていくことの難しさを
 講義で知ることができました。教員として、多様な学生の指導の中に社会で生きる力を身に付けられる学びをしていく上で、
 少し先の未来を見据えた学習を取り入れていきたいと思いました。

D01総合的な学習の時間研修講座

6月2日(月),3日(火)に標記講座が開催され,県内の小学校・中学校・特別支援学校から18名の先生方が参加しました。

【講座の内容】

6月2日(月) 

 1.講義   「総合的な学習の時間の役割」

 2.講話   「地域再生×教育×農業振興×エンタメ

         『この街で夢をかなえる』~地域活性化アイドル達の挑戦~」

          有限会社 リンゴミュージック 代表取締役 樋川 新一

 3.演習・協議「探究的な学習の過程で学ぶ総合的な学習の時間」

 4.発表   「探究的に学ぶ総合的な学習の時間の実践」

6月3日(火)

 1.講義   「探究的な学習の過程で取り組む総合的な学習の時間」

          山形大学学術研究院 教授 野口 徹

 2.演習・協議「探究的な学習の過程で学ぶ総合的な学習の時間」

【受講者の様子】

   

  

【受講者の感想】

・探究課題と学習課題の違いを理解したことで,探究的な学習の過程による総合的な学習の時間の進め方についてわかりました。

・事前指導,事中指導,事後指導において生徒が考える場,生徒が自分たちで作る場をもてるよう,我々の準備の必要性を感じました。

・課題設定の場面における工夫の仕方や探究が始まってからのサイクルが繰り返される様子等を,様々な実践例と結びつけながら理解することができました。

・生徒が自ら課題を見つけて、主体的・協働的に課題を解決していけるよう教師側が授業を作っていくことが必要だということがよくわかりました。「探究」という視点を忘れずに今後総合的な学習の時間に取り組んでいきたいです。

C28「見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する!小学校図工・音楽科講座

6月3日(火)~4日(水)の2日間、標記講座を開催しました。

1日目は、文部科学省 教科調査官の小林恭代氏を講師に、図画工作科の講義と造形遊びの演習を行いました。2日目は、音楽科の講義と音楽づくりの演習及び造形と音楽のコラボレーションの演習を行いました。

 【講座内容】

1日目:講義「図画工作科における指導と評価の一体化」

    演習「「造形的な見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する造形遊び」

2日目:講義・演習「「音楽的な見方・考え方」を働かせて資質・能力を育成する表現活動」

    演習「造形と音楽のコラボレーション」

    協議「これからの図工と音楽の授業づくり」

 【講座の様子】

 

   

【受講者からの感想】

・児童のように柔軟な発想力を持っていないため、提示された材料でどのように活動すれば良いか悩みましたが、とりあえず手を動かしてみることでいろいろな発見や楽しさがありました。見栄えの良いものや価値のあるものを作らなければという固定化された考えを破り、教師も感性を働かせて試行錯誤する機会が得られたことはとても有意義だったと感じました。 

・造形遊びを通してどのような児童を育てたいかという児童観や、授業作りについて、指導改善の視点で深く考えることができました。周りの先生方と情報交換をできたことが大変貴重な研修となりました。また、造形遊びを体験してみて、児童の困り感、児童同士の関わりで教師が介入すべき点などが想像しやすくなりました。材料の準備や場所の確保など、ぜひ今後の授業作りの参考にしたいです。