開催した講座の様子

C15 小学校理科実践力向上研修講座

 6月11日(火),12日(水)の2日間,標記講座を開催し,6名の受講者が参加されました。
 この講座は,観察,実験や演習を通して,理科を指導する小学校教員としての指導力の向上と授業改善への意欲を高めることをねらいとして開催しました。
 理科の授業改善についての講義,観察,実験の工夫等幅広い内容を取り上げ,理科を指導する教員としての実践力向上を図る内容としました。
 日程と内容は,以下のとおりです。
 【1日目】午前:講義「理科の授業改善の視点」
      午後:講義・実験「観察,実験の工夫~A物質・エネルギー~」
 【2日目】午前:講義・実験「観察,実験の工夫~B生命・地球~」
      午後:講義・実験「問題解決の力を育む観察,実験」

理科の授業改善の視点観察、実験の工夫~A物質・エネルギー~観察、実験の工夫~A物質・エネルギー~

観察、実験の工夫~B生命・地球~観察、実験の工夫~B生命・地球~問題解決の力を育む観察、実験

【受講者の感想】

・「理科の授業をやってみたい」「もう一度、理科を学び直したい」「理科ってやっぱり面白い」といった、たくさんの学びや気付きがありました。子供たちを主体的にするために、まずは、教師が主体的に教材研究や授業準備をすることの大切さを感じました。

・物理、化学、生物、地学の各分野の専門的な知識を生かした実験がとても楽しかったです。教科書にはない知識や身近なものを使った再現方法を知っていると子供をより引き付けることができると感じました。2日間の講義を受けて、理科はやはり実験等を通した実感を伴った理解がとても大切だと改めて感じました。

・思考・判断・表現の力を伸ばすために、日々の授業から「分析・解釈」「構想」「検討・改善」を意識していきたいです。自分でもやってみたいと思える実験がたくさんあったので、挑戦していきたいです。アットホームな感じで受講できたので、気楽に参加できました。「理科って楽しい!」と思えた2日間でした。

・実験がおもしろいのではなく、理科がおもしろいと感じるためには、観察、実験や授業の工夫が不可欠だなと感じました。今回、様々な分野を子供側として体験したことで、子供の思考を実感を伴って知ることができました。授業改善への意欲はとても高まりました。