6月18日(火)、19日(水)、標記講座を開催し、中学校、特別支援学校、県立高校から10名の先生方が受講しました。講義、実地研修、演習を通して、「社会的な見方・考え方」を働かせる授業づくりについて、理解を深めることができました。
【講座の内容】
1日目 講 義 経済リテラシーを育む授業づくり
講師 東洋大学 教授 栗原 久
実地研修 金融機関の役割・日本銀行の金融政策について
講師 日本銀行青森支店 総務課長 佐藤 拓彦
2日目 講 義 単元を見通した授業デザイン
演 習 「社会的な見方・考え方」を働かせる授業づくり
【講座の様子】
【受講者の感想】
・生徒達に身につけさせる「視点・考え方」を理解するための方法だったり、生徒の自主性を支援する経済の授業をするためのやり方など深い学びができて大変有意義な時間でした。
・経済リテラシーを育むためには、児童生徒の実態に応じて段階を踏んで適切に学習活動を計画する必要があることがわかりました。本人が自分の生活につなげて捉えることができるよう、具体的な題材を工夫することが大切であると感じました。
・普段聞くことができない、日銀の方が見ている青森県の経済についてお話が聞けたのがよかったです。またデータをどのように解釈しているのかを聞くことができ、自分自身が生のデータをどのように活用していけばよいか良い刺激になりました。
・日本銀行の仕事の中身とどのような方法で景気判断がなされているかなど、普段知ることのない細部を教えていただきました。日本銀行のデータや統計を活用する授業を組み立てて見たいです。
・小学校と中学校の連続性について話を聞くことが多かったが、中学校と高等学校の連続性の話を聞いて、責任の重さをより感じた。生徒の文脈で学習が展開されるようにするには、やはり複線型に取り組む必要があると思った。
・クラウドを活用した授業展開案を考える活動では、各班の工夫を凝らした展開案を聞き、自身の授業でも実践してみようと思いました。毎時間とはいかないでしょうが、生徒たちが主体的に学習に向かい、深い学びができるように、ICTを活用した授業をどんどんしていきたいと思います。