開催した講座の様子

D23 特別支援教育におけるICT活用「基礎・基本」研修講座

 8月28日(水)に『特別支援教育におけるICT活用「基礎・基本」研修講座』を開催いたしました。
 今年度は小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方25名が受講、小学校、特別支援学校の先生方2名が聴講されました。

 午前中は東北福祉大学教育学部 准教授 杉浦 徹 先生を講師に迎え、「特別支援教育におけるICT活用について~基本的な考え方と実践で大事にしたいこと~」という内容で講義・演習を行いました。
子どもたちのできてうれしい気持ちを育てることの大切さについて、事例の紹介や多くの演習を交えながら分かりやすくお話していただきました。
 午後は、特別支援学校の先生方2名の実践発表と、授業改善に向けた演習を行いました。
これまでの自身の指導を振り返るとともに、これからの指導にどう生かすか、アイディアやヒントを見つけることができました。 

   

  

【受講者の感想から】

・ICT活用について授業場面だけで考えていたが、人と人がつながっていくためのツールとして捉えることができ、気持ちが楽になりました。

・「障がい」ということの捉えが、環境から求められていることとのスキマ(不具合さ、困難さ)であるというお話がその通りだなと思った。今までそのように考えていなかったが、杉浦先生のお話を聞いて、そうだと思った。誰にでもある(起こりうる)ことなのだと思って、子どもたちの困難さに気付き、どう支援したらよいかを考えて取り組みたいな、と思った。

・コミュニケーションを図るために、相手にどのように働きかけてもらうと良いかといった視点で考えて、ICTの使い方を工夫するといったことが演習から学べて、とても勉強になりました。いつも「できるように」といったことを考えて行ってしまうが、考え方を変えて「何が喜びにつながる」か考えることが大事だと気付いた。

・道徳の授業の仕方やアプリケーションを活用した授業がとても参考になりました。アプリケーションは学校を休みがちな生徒のために役立つツールだと知ることができました。