8月28日(水)に標記研修講座を開催しました。
昨年度に引き続き、講師として東京学芸大学大学院教育学研究科教授の西村圭一氏を
お招きし、講義・演習をしていただきました。西村教授による講義・演習では、「生徒
を主語にした授業をデザインすることの必要性」や「これからの統計教育の在り方」な
ど、今後の数学教育に必要となる知見が数多く得られる構成となっており、受講者の心
に残る学びの多い1日となりました。
■講義・演習「数学科における探究的な学び」
講義・演習「統計教育の充実」
(講師)東京学芸大学大学院 教育学研究科
教授 西村 圭一
■演習・協議「仮説検定の授業デザイン」
(講師)県総合学校教育センター 高校教育課
指導主事 小関 央高
【受講者の感想】
・探究的な学びについて、課題も含め、すべて生徒が作り上げていくものと思っていた
が、そればかりではないことがわかった。生徒の実態に合わせて、どこをねらって探
究的な学習を進めていくか考えていきたい。
・統計教育の充実については、「なぜ統計教育の充実が求められるか」を確認すること
ができ、さらに、ICTの力も借りながら授業を展開していくイメージを持つことが
できた。
・開いた探究だけじゃなく、支援あり、構造化された探究など、些細なことでもいいの
で授業に盛り込んでいきたいと思った。過程にこそ学びがある、先生が変われば生徒
も変わるということを改めて実感した。
・今年度は準ずる課程の生徒は在籍していないが、知的代替の課程の生徒にも興味を持
ってもらえるような発問の工夫やICT活用の参考になった。
・統計学の授業のデザインの仕方から指導方法が見えてきた。動画で拝見した授業など
を参考にしていきたい。
・実際の指導案や授業風景を見て、仮説検定の授業でどこに山場を設定するか参考にな
った。エクセルを用いたシミュレーションも、生徒に理解させる上で強力なツールに
なると思った。各先生、手探り状態なのも分かったので、情報交換をしながら授業研
究をしていきたい。