7月9日(水)~10日(木)の2日間、標記講座を開催し、12名の先生方が受講されました。「主体的・対話的で深い学び」の視点で考える「読むこと」指導について学びました。受講者一人一人が新たな学びや気付きを得ることができ、今後の実践に生かしたいという前向きな感想が多く寄せられました。
【講座の内容】
1日目(7月9日)
午前:講義「読むこと」指導の授業改善Ⅰ
~「主体的・対話的で深い学び」の視点と学習状況調査から考える国語授業~
青森県総合学校教育センター 指導主事 澁谷 尚志
午後:演習・協議「読むこと」指導の授業改善Ⅱ
~「主体的・対話的で深い学び」の視点での指導の振り返り~
青森県総合学校教育センター 指導主事 澁谷 尚志
講義・演習 ICTを活用した授業づくり
青森県総合学校教育センター 指導主事 澁谷 尚志
2日目(7月10日)
午前:講義「深い学び」の実現に向けた国語科授業づくり
~文学的文章を読むことを中心に~
宮城教育大学 教育学部 教授 児玉 忠
午後:演習・協議「深い学び」の実現に向けた単元づくり
青森県総合学校教育センター 指導主事 澁谷 尚志
【講座の様子】
【受講者からの感想】
・言葉による見方・考え方を働かせることの大切さが今まで以上に実感できました。そのために、指導事項を確認し、言葉に着目させることを言語活動として取り入れた単元構想が重要であることもよく分かりました。
・主体的・対話的で深い学びと個別最適な学びと協働的な学びの捉え方が曖昧だったため、自分の思考が今回の研修で整理できました。
・単元計画などに関しては、特に文章教材の授業で、指導事項を精選し、言語活動を設定した上で、生徒達にも単元の始まりにそれを示し、見通しをもって文章を読み進めさせたいと思います。
・KPTで自分の課題を改めて自覚することもできました。物語の授業づくりでは、自分がやってきたことに常に不安がありましたが、児玉先生のお話を聞いて、語り手に着目した授業づくりで自分がやってきたことにもつながっていたので、少し自信をもてたと同時に、子どもたちが夢中になるためにはどう工夫すればよいかということについてもヒントをいただくことができました。
・児玉先生のおっしゃっていた「心情の変化よりもっと深い変化の読み取りに迫れなければ文学を教材として扱う意味がない」というお話が非常に納得できました。生徒にとって価値のある授業づくりを目指していきます。