開催した講座の様子

C52 商業教育指導者講座

    7月8日(火)、9日(水)の2日間、商業教育指導者講座を開催しました。
 聴講を含め、12名の先生方が受講し、学習指導要領が求めるビジネスの視点を踏まえた授業について、講義・演習を通して実践のヒントを数多く得ることができ、大変有意義な講座となりました。

 【講座の内容】  8日 学習指導要領 教科「商業」について
                                          データに基づいたマーケティング意思決定
             八戸学院大学 地域経営学部地域経営学科
             特任教授 堤 静子 氏
          9日 世界一楽しい決算書の読み方
            -ビジネスを意識した簿記会計の指導法-
             株式会社 Funda 取締役COO 住永 匠 氏 
            主体的・対話的で深い学びを実現する授業デザインの構築

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【受講者からの感想】

  ・日頃から各科目において、評価基準についてとても悩んでいた。今回の研修を通して、3観点及び、その評価方法、基準について、学ぶことができたと同時に主体的な学び、対話的な学び、深い学びにつながる自分の授業改善についてイメージを持つことができた。明日から実践したい。

 ・感覚ではなく、データで分析をすることの重要性を学ぶことができました。思い込みや主観ではなく、客観的に物事を見ることができるため、今後実践していきたいと思います。クロス集計やピボットテーブルは現在持っている情報処理の授業で積極的に触れていきたいと思います。また、使うだけで終わることなく、本日学んだ回帰分析や分析ツールなどを通して何を分析するのか、データの相関関係はどうか、今後はどうするかなどを考えさせる授業を展開していきたいと思います。

 ・教科書や問題集に出てくるものをそのまま教材として使っていたが、今の高校生は八百屋が何かわかっていないと言われ教員ベースで授業をしてしまっているなと反省した。会計と簿記を同じ意味合いとして使用していたが全く別物であるとわかった。会計は英語やITと同じように全員に必要な教育である。自分の立場によって同じ財務諸表でも考え方が違うということ。多角的な視点を日ごろ授業内外で意識付けしたい。