9月11日(水)に標記講座を開催しました。小学校や中学校、特別支援学校の先生方が受講され、プログラミングの授業づくりについて楽しく学びました。
【講座の内容】
1.講義「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方」
講師 弘前大学 教授 上之園 哲也先生
2.発表「自校におけるプログラミング教育」
発表者 弘前市立桔梗野小学校 今 俊幸先生
3.演習「プログラミングツールの演習」
【講座の様子】
【受講者アンケートより】
・とても参考になる素晴らしい講座でした。実践できるというのがとてもよかったです。「ビスケット」は、早速やってみたいです。次年度も本研修講座があれば、また参加したいと思います。
・研修で学んだことについて、今日学級の生徒と一緒に行ってみました。ビスケットとアルゴロジックは大変好評でした。本校の生徒に、コンピュータが日常の生活を便利にしていることに気づかせられるように子ども達と楽しみながら指導していきたいと思います。
・viscuit、Scratch、micro:bitを演習したが、どれもわかりやすく教えていただけて楽しみながらやり方を学ぶことができた。子どもたちに指導するうえで、自分自身がプログラミングの面白さや楽しさを知ることは大切だと感じた。また、どれも子どもたちの創造性や発想力を豊かにするものだったので、演習で行ったもの以外に紹介していただいたものも含めて、実践してみたいと考えた。
・さらに発展した未来を生きる現代の子どもたちにとって、時代を超えて普遍的に求められる「プログラミング的思考」は必要不可欠だと感じた。今回初めて、テキスト型プログラム言語でプログラムを与えた。コンピュータの仕組みを知ったうえで、LEDや信号機を光らせるためにプログラミングをしたが、丁寧に手順を示していただいたおかげで、面白さを感じながらプログラミングすることができた。コンピュータにした指示が正しく伝わるかどうかが、光ったり消えたりと視覚的に体験できると、より意欲や創造性が高まると感じた。
9月6日(金)標記講座を開催しました。県内小学校の先生方11名が受講され、協議や講義、実技を通して授業づくりについて学びを深めていました。
【講座内容】
・協議「体育科の授業実践を振り返って」
・講義・協議「良質な体育科の授業実践を目指して」
・講義・実技「ボール運動系の特性を生かした授業づくり」
(講師) 弘前大学 講師 益川 満治 氏
【講座の様子】
【受講者からの感想】
・ボール運動を通して、すべての児童が満足感を得られるような授業づくりについて学ぶことができました。
・ボールゲームは【ボールを目的地へ移動する⇄阻止する】という目的は同じだという視点や、引き算の原理で組み立てること、ゲームを通して何のためのスキルなのかを価値付けしていくことなど、これまでの常識とは違った授業づくりの視点を教えていただくことができました。
・今まで、ボール運動でゲームを行うためには、必要な技能をしっかり身に付けさせてから実施しなければならないと考え指導計画を立てていましたが、今回の講義で「ゲームの中で必要な動きを指導していく必要がある」という考えを学ぶことができました。
・ボール運動の授業はどうあるべきかを考えることができました。これまでは、型通りの授業を繰り返し行えば良いと思っていましたが、目的をよく考えて学習内容を決めていくことが大切なのだと思いました。
9月12日(木),13日(金)に標記講座が開催され,県内の中学校,特別支援学校から6名の先生方が受講しました。
【講座の内容】
○1日目
1.講義「思考力、判断力、表現力等の育成を図る社会科の授業づくり」
2.講義・演習「ICTを活用した社会科の授業」
3.発表「思考力、判断力、表現力等の育成を図る社会科の授業実践」
深浦町立深浦中学校 教諭 鈴木 行
4.演習・協議「ICTを活用した社会科の授業づくり」
○2日目
1.講義・演習「主体的・対話的で深い学びの実現を目指す問題解決的な学習の在り方」
大妻女子大学 教授 澤井 陽介
【講座の様子】
【受講者の感想】
・自分一人だけでは到達し得ない内容や方向性が大変勉強になりました。また、評価について質問させていただきましたが、澤井先生に返答いただけたことでモヤモヤしていたところが解消されました。
・学習課題を共有し、目的につくまでの過程は生徒に選択させ、協働してまとめに向かうという授業のイメージをつかむことができたと思います。
・本時の授業案を作成する演習では、主体的・対話的で深い学びの視点から、他の受講生の様々な意見を聞くことができたのでとても参考になりました。
・生成A I、ICTの活用については、今後積極的に利用しようと思いました。授業の構成を発問を軸に考えることなどは、特別支援学校でも通ずるところだと感じました。
9月4日(月)に標記講座を開催しました。幼・小・特合わせて26名の先生方が参加され、生活科の授業の在り方について学びました。
【講座の内容】
講義・演習「気付きの質を高める生活科の授業づくり」
(講師)千葉大学教育学部 教授
同 附属小学校 校長 鈴木隆司
講義・演習「身近な素材を通した指導と評価の在り方」
(講師)県総合学校教育センター
指導主事 時村 陽一
【受講した先生方の感想】
・ものづくりの演習がたくさんあってとてもよかった。「楽しいなあ」と感じました。「面白くないが、よく分かる授業」よりも「面白くもなく、よく分からない授業」の方が、生活科の教育観ではよい授業だという考え方に驚いた。そのくらい生活科では「面白い」ことが大切であると気付いた。
・授業中の写真や動画をたくさん撮ることは、すぐにできそうだと思った。振り返りができることがよいと思った。
・ものづくりを体験することで、授業中に子供たちはどのようなことに気付くのか、想像しながら学ぶことができた。
・実際にものづくりをすることで、「ここでつまずきそうだな」というポイントに気付くことができた。
・ものづくりの演習を通して、子供の立場で試行錯誤しながら取り組むことができた。深い学びにつなぐ鍵は、教師がここで答えを教えるのではなく、アシストするような働きかけをすることだと学んだ。
・生活科における主体的な学びとはどんなものか、演習を通してとてもよく分かった。
・生活科の学習をしていると、ただ楽しいで終わってしまうことが多く、どうすればいいのだろうと思っていたことが、この講座を受けてかなりすっきりした。
9月4日(水)、上記の講座が開催されました。受講者は小学校6名、中学校6名、高等学校1名、特別支援学校2名、聴講者1名、合計16名でした。後期は、中堅教諭等資質向上後期研修(特別支援学校)と一部合同開催で行われました。
午前の演習では、中堅教諭等資質向上後期研修(特別支援学校)の受講者による自立活動の実践を参観することを通し、実態把握から授業実践までのプロセスを学びました。午後の協議・演習では自身の自立活動の指導における課題を基に、協議を行いました。協議を通して自立活動の指導内容及び指導方法の多様な見方・考え方にふれ、自立活動の指導における課題解決のヒントを得る機会となったようです。
【研修内容】
演習「実態把握に基づく指導実践」(中堅教諭等資質向上後期研修(特別支援学校)と合同開催)
協議・演習「自立活動の課題解決に向けて」
【受講者の感想】
・他の学校で行われている様々な実践や協議の様子を見たり、聞いたりすることができ大変良かったです。自分が受けもっている児童に対して生かせそうか考えることもでき、大変ありがたかったです。
・自立活動の授業の中でも、生徒に主体性をもたせるような工夫が必要なのだとわかりました。大人になってからも、自分で必要感をもって継続できるような活動を行いたいと思いました。
・自分にとって学びの多い講座となりました。自分自身の課題である「実態把握」「情報の整理」を向上させていけるよう、実践につなげたいと思います。