開催した講座の様子

令和7年度 8月

C14 高等学校数学科教育講座

8月27日(水)標記講座を開催し、7名の先生方が受講されました。授業研究を通し、生徒の視点に立って授業を捉えることの重要性を再認識し、「数学的活動」や「探究的な学び」をどのように授業に組み入れていくかを具体的な実践例を交えて学びました。また、ICT教材を効果的に使用した統計教育の授業づくりについての理解を深めることができました。生徒から自発的な問いを引き出すための教材研究の重要性を改めて確認する貴重な機会となりました。

 

【講座内容】

   午前 ・数学教育の質を高める授業研究
      ・探究を通した数学の学び
       (講師)国立教育政策研究所 教育課程調査官 小林 廉

   午後 ・実感の伴う統計教育
       (講師)国立教育政策研究所 教育課程調査官 小林 廉
      ・数学科における指導と評価の一体化

 

【講座の様子】

左 真ん中 右

【受講者からの感想】

・今まで数学の授業で探究的な学びをするという視点で考えたことが無かったので、新しい視点を得ることができてとても良かったです。目の前にある問題を解く力だけでなく、未知の問題にも対応できるように過程を重視した授業ができるように、これからも探究的な数学の授業を勉強したいです。そして、探究を通して知識・技能を身に付けていくことができる授業を作りたいです。

・数学の授業は数学者の追体験をさせるという言葉が印象に残りました。ただ公式を説明して問題に進むのではなく、どういう意図で、どういう過程の結果公式が誕生したのかを生徒が体験できるような授業をしたいと思いました。また、そういった授業の中で授業者が生徒に合わせた目標設定を用意し、全員がB評価以上になるような授業づくりをしたいと思いました。