7月11日(木)、標記講座を開催しました。
幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方が受講しました。
横浜国立大学 准教授 神山 努 氏 を講師に迎え、「本人・保護者の思いに寄り添う教育相談」「子供と保護者をポジティブな視点で支援する」というテーマで、演習を交えながらご講義いただきました。講義では、幼児児童生徒の行動上の問題状況を分析する方法やそれを踏まえた行動支援の方法について分かりやすく解説していただきました。
また、担当している幼児児童生徒の気になる行動について分析し、行動支援を検討する演習は、すぐに実践に生かすことができる内容だったため、大変好評でした。
【受講者の感想】
・クラスにも気になる子がおり、今日学んだ行動分析や、適切な行動を伸ばしていく支援の方法などを実戦に生かしていきたいと思いました。
・子供の問題行動に注目しがちですが、子供ができている点については当たり前だと思って、褒めることをしていなかったと気付かされました。子供を褒めるチャンスを見逃さないでいきたいと思います。
・現在、特別支援教育コーディネーターとして、様々な生徒・保護者と関わってきたが、なかなか予防の視点からできていませんでした。また、環境を変えることで生徒の問題行動を変えることができると知り、早速実践していきたいです。
7月2日(火)、3日(水)の2日間にわたり、高等学校英語科言語活動実践講座を開催しました。具体的な言語活動の事例を用いて、授業デザインの構築について演習・協議を行いました。また、生徒の言語活動を充実させるための働きかけや学習支援についても参加者同士が活発に意見を交わし、様々な発見や活動への深い理解があったように思われます。
【講義内容】
1日目:「生徒の英語運用能力を育成する言語活動の実際」
講師:県立青森高等学校 教諭 當麻 進仁
2日目:「効果的な言語活動の実現に向けて」
講師:1日目と同じ
【講座の様子】
【受講者からの感想】
・具体的な活動を生徒役として体験することができたので、大変わかりやすかったです。活動の順番について考えることは大事だと学びました。教科書に沿って進めていくだけが最善とは限らないということにも気づかされました。
・様々な活動を通して、生徒の英語力に応じた配慮をする必要があると感じた。スライドで活動の方法を提示するだけではなく、目的やその場の生徒の取り組む様子を日頃から観察することから意識してみようと思う。
・生徒への支援の仕方を考えていく必要があると感じた。また、生徒の学力差が大きい中で、教材の工夫も考えていきたい。
・授業の展開について細かく分析し、学ぶことができました。特にリスニングの方法は今後の授業に役立てていきたいと思います。
・授業の活動次第で授業を楽しくすることができるのだと、今回の講座で初めて実感できたので、今後の授業改善に活かしていきたいです。
6月28日(金)芸術系教科の資質・能力を育む授業づくり講座を開催しました。4名の先生方が受講され、校種・科目等をこえて芸術科が育むべき資質・能力についての講義後、題材構想と指導と評価の一体化を意識した授業づくりの演習を行い、最後に模擬授業や発表をしていただきました。
【講座内容】
1 講義・演習「芸術科が育む資質・能力について」
講師 県総合学校教育センター 指導主事 野呂 俊光
指導主事 道川 里奈
2 演習 「資質・能力を育む授業づくり①」~単元・題材構成の工夫~
3 演習 「資質・能力を育む授業づくり②」~指導と評価の一体化について~
【講座の様子】
【受講者からの感想】
・同じ芸術科目でも、校種や教科が違うと、気をつけるべきポイントや指導の重点が大きく違うことが興味深かった。その違いから気づけることや学びもたくさんあり、今後の指導に活かしていきたい。
・生徒にどのような資質・能力を身につけて欲しいのかを自分自身で考えながら、授業に取り組んだり、授業改善を行いたいと思いました。