開催した講座の様子

令和5年度 6月

D17自立活動研修講座

   6月14日(水)、標記講座を開催しました。
 小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方が受講しました。
 筑波大学附属桐が丘特別支援学校 教諭 佐々木 高一 氏 を講師として「カード整理法による実態把握の進め方」というテーマの下、講義・演習を行いました。演習を通して、児童生徒の実態把握の進め方について体験的に学ぶとともに、実践のポイントについて分かりやすく教えていただきました。午後の演習では、午前の講義・演習を受け、児童生徒の実態の整理を行いました。
 また、午後の協議「自立活動の指導の充実に向けて」では、グループに分かれ、児童生徒の指導の経過や指導上の課題(悩んでいることなど)について、情報を共有し、対応策を検討することで、日頃の実践を振り返る機会となりました。

 

           

【受講者の感想】
・指導すべき課題を挙げる方法を、演習を通して学ぶことができ、大変参考になりました。
・書き出してみると、広い視野でその子を捉えられました。グループ分けによって頭が整理できました。全ての一つ一つの現象に対応するのではなく、もとになっている大きなもの(要因)に気付いて手立てを考えられれば、すぐ結果を出そうとする焦る気持ちが鎮まり、長期的に取り組めると思いました。
・先入観を持たず、事実から解決策や対応策を導いていくことの大切さを現場で生かしていきたい。

D05高等学校における道徳教育講座

  6月12日(月)標記講座が開催され、36名が受講しました。小・中学校と違い、教科としての道徳がない高等学校においてどのように道徳教育を進めて行けばよいのか理解を深められた様子でした。

【講座の内容】

講義「高等学校における道徳教育の推進」

講義「小・中学校における道徳教育の実際」

発表「本校の道徳教育」

演習・協議「自校の特色を活かした道徳教育の展開に向けて」

  

  

【受講者の感想】

・道徳教育は道徳性を育む事が目標であり、小中の道徳科の評価では、道徳性の成長をみとるという点が新しい気付きでした。日頃、道徳的実践を重視しすぎていたと気づきました。生徒指導的観点から、道徳的実践を強要していたのかと反省しました。考えさせること、生徒の内面を推し量ることを心がけたいです。

・高校で道徳教育を行おうとすると、とてもハードルの高いもののように感じていました。しかし、実際は一から新しいことを始める必要があるわけではなく、これまでの先生方の取り組み一つ一つが実は道徳教育だったのだと実感することができました。それは、学校の教育目標に繋がるものでもあるはずなので、今回の研修を受講した自分自身ができることから取り組みを始めてみたいと思います。

・説明の一つ一つが丁寧でわかりやすかった。各教科とのつながりも、事例を挙げつつ説明がなされていたので、理解を深めることができた。授業はもちろん通常の学校生活の中で道徳教育の内容項目を意識していきたい。

・普段の教育活動が道徳教育の実践になっていることを知り、安心した。このことが学校全体で共有されていないように感じた。特別な何かではなく、今行っていることを「見える化」するという次のステップに組織的に進めるように工夫をしたい。

C49 産業教育指導者講座(前期)

6月9日(金)標記講座を開催しました。県立学校の農業・工業・情報・商業の先生方9名が受講され、本県における産業の現状と展望について2事業所の方から講義を受け、実際に所内や店舗を視察させていただきました。

【講座内容】 本県における産業の現状と展望(講義・視察)
   午前 株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック
                代表取締役 木村 祝幸 様
   午後 紅屋商事株式会社(視察先:カブセンター神田店) 
        取締役SM事業部 部長 秦 武史 様

【講座の様子】

    

【受講者の感想】
 ・沿革を聞き、資金集めの大切さを理解しました。何かを行うためには当然人とお金、技術が必要でそれをどのように集め、維持していくのか、また将来を考え、何に挑戦すべきかなど、難しいことが沢山ありました。経営学や経済学を希望する生徒に伝えていきたいです。
 ・1つ製品が完成して終わりではなく、そこから新たな挑戦をしているということや、変化を恐れず様々な事柄に挑戦することで新たなビジネスチャンスをしていると感じました。教科商業単独で取り組むより産業教育全体で取り組むことで、新たな学校教育の場が見えてくると感じました。農業や工業とのコラボも考えていきたいと思いました。
 ・紅屋商事株式会社様の売場づくりはとても面白いと思いました。店舗ごとにアミューズメント感・POPなどで、商品の魅力を引き出す取り組みに違いを出すことで、その地域に合わせたマーチャンダイジングが行われていることに魅力を感じました。情報マネジメントの重要性など、多角的に物事を捉える能力を身に付けさせたいと思いました。

B10 道徳教育推進教師研修講座

 6月6日(火)~7日(水)の2日間、道徳教育推進教師研修講座が開催されました。受講された先生方は、「道徳教育のコーディネーター」となるための視点と、「道徳科の授業、各教科等での道徳のアドバイザー」となるための視点について理解を深め、自校の特色を生かした道徳教育に向けた実践力を磨くことができました。

 2日目の午前は、十文字学園女子大学 教授 浅見 哲也氏による御講義が行われました。豊富な事例を基に道徳教育全体について御教授いただき、道徳教育の推進における大切なポイントを学ぶことができました。

【受講者の感想】
・道徳教育推進教師としてどんなことに取り組めばよいのか迷い悩んでいましたが、受講後は、道徳教育や道徳科の大切さを改めて実感し、学校全体として取り組みたいこと、授業で取り組みたいことが明確になりました。
・浅見先生からは、「全教育活動を通じて行う道徳教育」と「道徳教育の要となる道徳科の授業」についてなど、自分自身の中で曖昧だった部分等を分かりやすくお話ししていただきました。学校の教育活動は道徳教育に関わるものばかりであり、それを道徳推進教師が中心となり「意識し、つなげる」ことが大切であることを学びました。
・演習では道徳教育推進教師としてどんなアプローチができるのかを考えることができました。 また同じグループの先生方も同じように悩んでいることを聞いてほっとしたところもあります。アドバイスもたくさんもらえて、充実した演習になりました。

C15 小学校理科実践力向上研修講座

   6月6日(火),7日(水)の2日間,標記講座を開催し,4名の受講者が参加されました。
 この講座は,観察,実験や演習を通して,理科を指導する小学校教員としての指導力の向上と授業改善への意欲を高めることをねらいとして開催しました。
 理科の授業改善についての講義,観察,実験の工夫,プログラミング学習等幅広い内容を取り上げ,理科を指導する教員としての実践力向上を図る内容としました。
 日程と内容は,以下のとおりです。
 【1日目】午前:講義「理科の授業改善の視点」
         講義・実験「観察,実験の工夫~A物質・エネルギー~」
      午後:講義・実験「観察,実験の工夫~A物質・エネルギー~」
         講義・実験「問題解決の力を育む観察,実験」
 【2日目】午前:講義・実験「観察,実験の工夫~B生命・地球~」
      午後:講義・実験「理科におけるプログラミング学習」

観察,実験の工夫~A物質・エネルギー~観察,実験の工夫~A物質・エネルギー~

観察,実験の工夫~B生命・地球~観察,実験の工夫~B生命・地球~

【受講した先生方の感想】
・担当したことのない学年の授業の見通しや実験道具について学ぶことができたので 
 ありがたかった。十二分に目標が達成できた素晴らしい講座だった。
・児童の気分で参加でき、こんな進め方をすれば主体的にできるということが分かっ
 た。理科の領域をまんべんなく指導していただき、とても役立った。
・子供たちが楽しく学べる内容だった。教材開発の大切さや主体的な学びにつながる
 授業展開の方法など多くのことを学ぶことができた。プログラミングは苦手分野だ
 ったが、ゆっくり進めてくださったので楽しく学習できた。大満足の2日間だっ
 た。せっかくの学びをこの場だけにせず、どんどん子供たちに還元していきたい。
・理科が苦手だったが、どの分野も感動してしまう現象を生で見ることができたり、
 楽しい体験をしたりすることができた。こんなに楽しいのなら、クラスの子供たち
 はもっと喜んで学習に取り組むだろうと実感した。理科嫌いだった私が、理科が少
 し好きになれた。

B11 特別支援教育コーディネーター研修講座

 6月6日(火)標記講座を開催しました。
 小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の特別支援教育コーディネーターの先生方34名が受講され、午前は「特別支援教育コーディネーターの役割」について学びました。午後は、中学校の先生からの実践発表があり、具体的な取組について紹介していただきました。その後、グループに分かれて、特別支援教育コーディネーターとしての「事例検討の進め方」について演習を行いました。

 

                       

【受講者の感想】
・校内での動画研修、地域若者サポートステーションなどの保護者への情報提供等、すぐに校内で情報共有したいことがたくさんありました。「事例検討の進め方」についても、KPT法や話し合った内容など参考になりました。
・これまで特別支援教育コーディネーターという立場でケース会議等の計画、運営等の経験はありませんでした。具体的には、会議のゴールを設定し、それに向けてどのように取り組んでいくのか、大変参考になりました。
・ケース会議に出席したことは何度もあるが、主催することを考えると、難しかったです。短時間で実りのある会議にするための工夫を考えることができたし、他の先生方の工夫も参考になりました。また、特別支援学校の先生の視点やアドバイスも大変参考になりました。

D27 ゼロから学ぶ!Chromebook初心者講座

 6月2日(金)標記講座を開催しました。小・中・高・特別支援の8名(聴講含む)の先生方が受講され、Chromebookの基本操作、電子黒板への接続、授業に活用できる各種アプリの演習を行いました。

【講座の内容】
Chromebookについて
Chromebookの基本操作
電子黒板の活用
授業への活用

【講座の様子】

    

【受講者の感想】
・Chromebookを使うことで時間が足りなくなることがあったので、教師も児童もこの少しの時間の短縮により、同じ時間でもより意味のある内容になると感じました。
・Chromebookの特徴や他のタブレットとの比較が参考になりました。当たり前のようにこれまで使用していましたが、Chromebookの特徴を知ることができたので、学校に戻った時の実践が楽しみになりました。