開催した講座の様子

D05高等学校における道徳教育講座

  6月12日(月)標記講座が開催され、36名が受講しました。小・中学校と違い、教科としての道徳がない高等学校においてどのように道徳教育を進めて行けばよいのか理解を深められた様子でした。

【講座の内容】

講義「高等学校における道徳教育の推進」

講義「小・中学校における道徳教育の実際」

発表「本校の道徳教育」

演習・協議「自校の特色を活かした道徳教育の展開に向けて」

  

  

【受講者の感想】

・道徳教育は道徳性を育む事が目標であり、小中の道徳科の評価では、道徳性の成長をみとるという点が新しい気付きでした。日頃、道徳的実践を重視しすぎていたと気づきました。生徒指導的観点から、道徳的実践を強要していたのかと反省しました。考えさせること、生徒の内面を推し量ることを心がけたいです。

・高校で道徳教育を行おうとすると、とてもハードルの高いもののように感じていました。しかし、実際は一から新しいことを始める必要があるわけではなく、これまでの先生方の取り組み一つ一つが実は道徳教育だったのだと実感することができました。それは、学校の教育目標に繋がるものでもあるはずなので、今回の研修を受講した自分自身ができることから取り組みを始めてみたいと思います。

・説明の一つ一つが丁寧でわかりやすかった。各教科とのつながりも、事例を挙げつつ説明がなされていたので、理解を深めることができた。授業はもちろん通常の学校生活の中で道徳教育の内容項目を意識していきたい。

・普段の教育活動が道徳教育の実践になっていることを知り、安心した。このことが学校全体で共有されていないように感じた。特別な何かではなく、今行っていることを「見える化」するという次のステップに組織的に進めるように工夫をしたい。