開催した講座の様子

2022年9月の記事一覧

C38小・中学校体育授業づくり研修講座

9月26日(月)に標記講座を開催しました。小・中・特の19名の先生方が受講され、学習指導要領に示されている「共生体育の視点」を生かした授業づくりについて学びました。

【講義の内容】
1 講義「主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」
2 講義・演習「豊かなスポーツライフの基礎を築く共生体育の在り方」
  (講師)横浜国立大学 教授 梅澤 秋久 

【講座の様子】
    
  
【受講者の感想】
・教科では、子どもたちに考えさせることを意識した教材研究を心がけていたが、体育は技術習得や運動量確保に重きを置いていたことに気付かされた。
・日頃の体育授業から、子どもたちの主体的な学びをデザインする視点で教材研究に努めていきたい。技ができたことや技能が高いことを称賛するのではなく、子ども同士の関係性を称賛するという教師の立場は、すぐにでも実践していく必要があると強く感じた。
・生徒が主体的に学べるような学習環境をデザインする「学習デザイナー」としての教師の役割や子どもたちが安心して学ぶための関係性をつくるためのコーディネーターとしての役割が大切だと学んだ。
・保健体育教員としてだけではなく、中学校教員として考え方が大きく変わった一日になりました。「well-bing」を高く持ち続け、共に生かし合う共生体育を創造・創発していきたい。

C48 高等学校プログラミング基礎講座

9月27日(火)、28日(水)の2日間、標記講座を開催しました。
高等学校、特別支援学校の14名の先生方が受講されました。
プログラム実行環境の構築が必要ないGoogle Colaboratoryとプログラム実行環境がパッケージ化されたAnacondaを利用して、プログラム言語Pythonを利用したプログラミングを授業で行うための演習を中心に行いました。

【講座の内容】

1 プログラミング教育について
2 Pythonプログラミング開発環境
3 プログラミング
4 事象のモデル化とシミュレーション


【講座の様子】
  

【受講者の感想】
・プログラミングの指導法のみならず、情報Ⅰの指導内容について理解できた。
・今回の研修を通して、言語を覚えるということよりも、プログラミングをどんなことに活用していくことができるのか考えることが大切だということがわかりました。
・生徒が興味を持ち、自主的に学んでいけるような授業展開をしていけるように自分自身も教材研究に励んでいきたいと思います。

C30創造活動を通した学びを考える美術科教育講座

9月21日(水)、標記講座を開催しました。
文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 平田朝一氏を講師として、「指導と評価の一体化を目指す美術の授業」についての講義と協議・演習を行いました。
【講座の内容】
講義「指導と評価の一体化を目指す美術の授業」
協議・演習「指導と評価の一体化を目指す美術の授業づくり」

  
【受講者の感想】
平田調査官の実践を交えたお話を聞いて、より美術の指導要領について理解を深めることができました。
受講して、美術の指導要領についての理解を深めることができた。また、鑑賞やiPadを使ったデザインの演習では、実際に体験し、これからの美術の学びについて深く考えることができた。
・鑑賞、意見交換から主題の生成への流れが自然に移り変わっていって、とても参考になりました。鑑賞で色々な意見を聞けたことも興味深く面白かったです。ICTは難しかったですが、体験できて良かったです。

C43中学校英語指導法研修講座

9月20日(火)標記講座を開催しました。中学校、特別支援学校の先生方が受講され、本県の中学校英語教育における課題や小中連携した英語教育の在り方について学びました。
【講座の内容】
1 講義・演習「中学校英語における課題と改善の方向性」
2 講義・演習「中学校英語教師に求められる役割」
  (講師)東京家政大学 教授 太田 洋
【講座の様子】
 

 
【受講者の感想】
・繰り返し既習事項を使って、生徒のアウトプット活動を高めていくこと、そして、reading における3つの理解の仕方を心得ておいた上で、reading の指導をしていくことが大切だと思いました。大きな収穫がありました。本当にありがとうございました。
・小学校で学んできたものを活かして指導できるように、小学校の教科書に目を通すことや、生徒に聞いて確認しながら授業を進めていくことの大切さを学びました。
・入試問題や学力状況調査の正答率から、普段の授業を見直すことができました。また、授業準備を軽減し、生徒に英語力をつけさせるためにはどのようにICTを活用すれば良いか、多くのヒントを得ることができました。

C49 産業教育指導者講座(後期)

 9月20日(火)標記講座を開催しました。産業教育を担当している19名の先生方が参加し、単元デザインシートの作成を通して探究型の学びの展開とルーブリックを活用した評価の手法について理解を深めた様子でした。

【講座内容】
 「探究する学習のデザイン」
 「学習活動の設計と評価」
  講師 東北学院大学文学部 教授 稲垣 忠 氏

【講座の様子】
  
【受講者の感想】
 ・課題研究も目的思考がなくては作業で終わって深い学びには繋がらない。目的と計画を示すことにより、生徒も具体的なテーマと研究手法を考え、教師も評価がしやすくなる。今後、各教科にこの考えを取り入れ、新しい観点から指導方法を研究し、評価と授業改善を繰り返していきたいと思いました。

 ・身に付けさせたい力を明確にするために、デザインシートは授業の組み立てに有効であった。カードがあることで大枠で構成を考えられ、使用していないカードを使って違う展開を考えることもできる。学習や評価においても、可視化、言語化する大切さも学んだ。多くの話題や資料の提供もあり大変有意義な研修であった。

 ・目的意識が非常に重要であること、課題→収集→編集→発信→評価の重要性を改めて感じた。常にプロジェクトミッションを念頭に置いて授業作りをしていこうと思った。デザインシートでは学習活動が目に見えて分かりやすく、また新たな気づきもたくさんあった。学び続けられる人材、チャレンジ精神を育むために活用していきたいです。