7月2日(火)、小学校算数科教育講座を開催しました。
「数学的活動の充実を目指す授業」をテーマに、午前は県の課題をもとにした授業づくりについて講義・演習を行いました。受講者は、全国や県の学習状況調査の結果から子どもたちのつまづきを把握し、今後の授業改善に生かす方法を学びました。
午後は、国立教育政策研究所 教育課程調査官 笠井健一先生をお招きして、講義・演習を行いました。受講者は、授業において数学的活動を充実させるには、どんな式になるのか考えること、日常生活の問題を統計を用いて考えること、分数や小数のかけ算やわり算において式の意味について考えることが大切であることを学びました。
【講座の内容】
講義・演習「県の課題をもとにした授業づくりの視点」
講義・演習「数学的活動の充実を目指す授業」


【受講者からの感想】
・学習状況調査の結果からつまずきを分析することの大切さを感じた。問題の本質を理解して、課題を解決できるように授業づくりを心がけていきたい。
・今まで学習状況調査の問題を実際に解いてみたことがなかったことを反省し、今後は自分でも解く必要性を感じた。
・今、自分が悩んでいる全ての子が参加できる授業につながる授業づくりのヒントがたくさんあった。
・個別に教えることも大切だが、全体交流の中で教師が分からない子のかわりにつまずいているポイントを問い返すことで、考えがより深まるということを学んだ。