開催した講座の様子

令和6年度 8月

B02 教頭研修講座(後期)

 8月27日(火)に教頭研修講座(後期)が開催されました。午前は「学校組織におけるマネジメント」についての講義、午後はこれからの3年間を見通した自校の目指す学校像の「戦略マップ」を作成し、その後、協議・発表を行いました。

【研修内容】
 講義・演習・協議「学校組織を活性化させるためのマネジメント」
  (講師)環太平洋大学 教授 浅野 良一

 

【講座の様子】

 

【受講者の感想】
・学校の中でリーダーシップをとる役となり、提案すること、お願いすることが増えた。状況の法則の話から、職員が指示・命令されたと感じないよう、状況の理解、納得が得られるような伝え方を工夫していきたい。後半の演習から、長期的な見通しの学校運営について考えを深めることができた。本校の強みをおおいに生かし、弱みに右往左往せず、本日の学びを生かし、学校運営を進めていきたい。
・自分自身が教頭になってから、改めて目指す学校や子どもたちについて考える時間をもつことができたこと、そのことを可視化できたことなど、とても充実した時間となりました。さらには、ペアでの伝え合い、全体での発表をきいたことで、自分の考え、視野も広げることができてよかったです。このマップを生かして、子ども、教師、地域、保護者をつなげることができる教頭に、一歩一歩近づいていくことができたらと考えております。
・学校のビジョンづくりについて、構成要素や全体像などとても勉強になりました。また、学校の内外環境の分析と特色づくりに関しては、こういった見方もあるのかと、改めて勤務校で分析してみたいと思いました。今あるものをどのように生かすか、面白みを感じました。

C11 小学校算数科授業づくり講座

 8月21日(水)標記講座を開催しました。小学校と特別支援学校の33名の先生方が受講され、深い学びに導く授業実践のための具体的な手立てについて学びました。

【講座の内容】

午前:講義・演習「タブレット端末を効果的に活用した算数科の授業」

   発表 「数学的に表現し伝え合う力を高める授業」

午後:講義・演習「深い学びに導く授業」

【受講者の感想】

・タブレット端末の効果的な活用方法や考え方を育てる学び合いについて教えていただき、とても勉強になりました。2学期から早速取り入れて、質の高い授業づくりに努めていきたいと思います。

・実践発表を聞いて、自力解決や振り返りの際に、視点を具体的·段階的に提示することで得られる効果について大変勉強になりました。また、日常に算数を生かす活動を指導計画に取り入れることも目から鱗でした。子ども達を主体的な学習者に育てるため、是非取り入れたいと思います。

・深い学びとはどういうものなのかということを、改めて考えさせられました。特に、「一人一人が問題に向き合っていないと対話は生まれない」という言葉が心に残りました。深い学びの実現のために、教師がもつべき授業づくりの視点を今一度考えた上で、2学期からの授業に臨みたいと思います。

C31見方や感じ方を深める美術科教育講座[鑑賞]

8月20日(火)標記講座を開催しました。

午後は、文化財活用センターの「ぶんかつアウトリーチプログラム」による高精細複製品を使用した鑑賞を行いました。

【講座の内容】

講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」

演 習  「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」

 

 

【受講者の感想】

 ・まず、実物(模倣品であっても)を目の前で見ることで、教科書で見るのと気持ちが全く違うと感じました。じっくりと実物を見たのち、いつだろう?天気は?なぜそう思う?同じ季節?もしここに自分がいるならどんな服装でいるだろう?このような段階を踏みながらの簡単な問いかけが、私の気持ちを整理させ、鑑賞の時間にのめり込むことに繋がったと思います。

・野呂先生から教えていただいた鑑賞のいろいろについて、学校に持ち帰って実践できそうなものがたくさんありました。特にまなボードを使ったシャガールの作品を用いた鑑賞が興味深かったです。同じグループの方の話を聞いて、感じ方は様々であり、話し合いにより新しい視点を得ることができると感じました。ぜひ授業でも実践してみたいです。

C29鑑賞の学びを考える!小学校図工・音楽科講座

8月20日(火)~21日(水)の2日間、標記講座を開催しました。

1日目(図工)は、ぶんかつアウトリーチプログラムの演習、2日目(音楽)は、武蔵野音楽大学准教授 山崎正彦氏を講師として、講義・演習等を行いました。

【講座の内容】

1日目:講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」

    演 習  「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」

2日目:講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」

    講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」

    協議・演習「資質・能力を育む鑑賞の授業づくり」

 

  

【受講者の感想】

・低学年担任を担当することが多く、鑑賞の学習では友達の作品を鑑賞し感想をもつ、という程度の鑑賞しかしたことがありませんでした。今回の研修で実際に行った「ぴったりの形」「まねっこ鑑賞」は、低学年でも取り組めそうな内容でした。ありがとうございました。

・さまざまな曲を通して、具体的な鑑賞方法を沢山学ぶことができました。山崎先生の講義を受けているいうちに、「この曲の続きが聞きたい。」「もう一回聞いてみたい。」という気持ちが沸き、この気持ちを児童、生徒たちに感じてもらうために鑑賞の授業を進めていきたいと思いました。

C41体育授業ICT利活用研修講座

 8月20日(火)に、東京学芸大学 准教授 鈴木直樹先生を講師にお迎えし、C41体育授業ICT利活用研修講座を開催しました。鈴木先生には、体育授業におけるICTの利活用について、豊富な実践事例を基に、講義・実技をしていただきました。


【講座内容】
 1 講義・実技 「主体的・対話的で深い学びを支える体育のICT利活用」
           講師 東京学芸大学 准教授 鈴木 直樹 氏

 

【講座の様子】

  

【受講者の感想】

・ICTの最先端な取り入れ方に衝撃を受けました。改めて、運動量の確保という点でネックになっていたICTへのイメージが変わりました。使い方次第で、生徒の学びをより深める教材であることがわかりました。実技を含め、3時間 では足りないと感じたほど面白く、興味深い内容でした。

・ICTを活用することで、体育授業のどんな部分に効果があるのかというところを考えて授業を組み立てなければいけないと感じました。運動量を増やすためのICTなのか、めあてに気付かせるためのICTなのか、戦術を考えるためのICTなのかなどを、教師が明確にすることが非常に大切なのではいかと感じました。メタバース、ハートレート、共有のさせ方など、活用例をたくさん教えていただいたことで、自分自身の引き出しを増やすことができたことに大変感謝しております。

・実際に使用されているアプリを、生徒の視点から使用することや、生徒の立場で実技を行うことで教師側の声がけや観戦者となっている生徒を学習者にする工夫を体験できたことなど、有意義かつ実践につながる講義をしていただき、ありがとうございます。学校で情報共有し、実践研究につなげていきたいと思います。