8月21日(水)にD13今日から始めるグループ・アプローチ研修講座を開催しました。聖徳大学教授 鈴木由美 先生による講義・演習では、「zoom」や「間違い探しゲーム」など様々なグループ・アプローチのプログラムを紹介していただき、教師一人一人が児童生徒の視点で活動することができました。受講者から寄せられたアンケートには、夏休み前の時期に行われて、2学期にすぐに実践したいという、たくさんの感想をいただきました。
【受講者アンケートより】(一部抜粋)
・勉強に来たはずが、自分が元気になれた気がします。2学期直前の良いタイミングでパワーをもらえて、受講して良かったと思います。
・目的に応じた活動がさまざまあることや多様なアプローチの仕方があることなどを教えていただき、自分の中の引き出しを増やすことができました。
・さまざまな活動を実際に体験できたことで、子どもの気持ちになって考えることができたり、自分の授業のここに使えるなと思えたりしたので、2学期から早速取り入れてみたいと思いました。グループ・アプローチは、良好な関係づくりだけでなく、自分のことを客観的にみて自分の心に気づくこともできるという側面もあることを知り、大変勉強になりました。
8月28日(水)〜29日(木)標記講座を開催いたしました。
1日目は、玉川大学の工藤洋路教授より、外国語の授業における「話すこと」「書くこと」の指導と評価についての講義していただきました。2日目は自身の授業でのアウトプット活動を含む授業計画作成に取り組みました。受講者1人1人が領域のバランスの取れた指導について考える機会となり、単元の構想、評価基準の作成等、日々の授業改善に生かせる内容の研修となりました。
【研修内容】
1日目: 講義「「話すこと」と「書くこと」の指導と評価」
(講師) 玉川大学 教授 工藤 洋路
2日目: 講義・演習「「話すこと」「書くこと」に焦点を当てた授業づくり」
【受講者の感想】
・普段読むべきとわかっていながらも、読み解くのが難しいと感じてしまう「学習指導要領」や「指導と評価の一体化のための学習評価に関する参考資料」の内容を、具体例を伴って非常にわかりやすくご説明いただいたので、とても理解が深まりました。新しいことを次々と伝えるよりも、シンプルに「pre-readingとpost-readingをつなげましょう」ということを繰り返してくださったので、講義の要点が身に沁みました。
・これまでパフォーマンスと「思考・判断・表現」の評価への反映の仕方に疑問が多くあったのですが、大分理解が深まり、納得できた部分が多くありました。授業を評価ありきでデザインする必要性についても学ぶことができました。
・実際に単元計画を作成することで、昨日の学びの理解を深めることができた。学校に戻って他の単元計画を練る際には本日の学びを他の先生方と共有しつつ作成をすすめたいですし、授業では要点をしぼり、「単元全体で」それを生徒に伝えられるよう、仕組みづくりを行っていきたいと改めて感じました。
・なかなか話すことと読むことについて評価するのが難しかったのですが、今後の授業展開にもつながる研修となりました。
8月23日(金)、上記の講座が開催されました。受講者は小学校17名、特別支援学校6名、聴講者9名、合計32名でした。「『気になる子供』の視点でかかわり方を見直す」というテーマで、講義・演習が行われました。
講義では、阿部教授の豊富な経験から得られた教育現場での様々な困り感、つまずきを抱えた子供たちの実態や特性が紹介されるとともに、その困り感を察知するための視点と具体的な手立てや支援の在り方等について詳しくお話いただきました。演習では、グループごとにSCT(文章完成法)から得られた情報から人物像を検討していく作業を体験したり、授業中に集中できない子供へのよりよいかかわり方や手立て等を話合ったりする活動を行いました。
【研修内容】
講義・演習「『気になる子供』の視点でかかわり方を見直す」
講師:星槎大学大学院 教授 阿部 利彦 氏
【受講者の感想から】
・まさに、今受け持ちの学級で困っていることの答えが、たくさん見つかったような気がした。「気になる子供」自身が一番困り感を抱えており、それを担任が理解し寄り添った指導をし続ければ、少しずつ改善に向かうはずだという希望をもつことができた。
・日常で実際に困っている場面について、具体的に学ぶことができ、とても有意義な時間だった。
・小学校教諭に必須の見方考え方が満載。今後実践し、さらに得るものがあるはずなので、日々研鑽していきたい。
・気になる子の困っている部分や行動の原因を考えることが改めて大切であると思った。
・子供の表面上の言葉だけを受け取るのではなく、その裏に隠されている思いを汲み取ろうとする姿勢がとても大切なことだと感じた。何気なく思っていた「当たり前」が、その子にとっては実はものすごく大変なことであることをたくさん自分は見落としてしまっていただろうなと反省した。
・見え方や器用さに関わる困難を抱えていることに気づくことができた。日頃、無意識に掲示している掲示物や指示等について、児童の姿勢などからアプローチしてみたい。
8月28日(水)に標記研修講座を開催しました。
昨年度に引き続き、講師として東京学芸大学大学院教育学研究科教授の西村圭一氏を
お招きし、講義・演習をしていただきました。西村教授による講義・演習では、「生徒
を主語にした授業をデザインすることの必要性」や「これからの統計教育の在り方」な
ど、今後の数学教育に必要となる知見が数多く得られる構成となっており、受講者の心
に残る学びの多い1日となりました。
■講義・演習「数学科における探究的な学び」
講義・演習「統計教育の充実」
(講師)東京学芸大学大学院 教育学研究科
教授 西村 圭一
■演習・協議「仮説検定の授業デザイン」
(講師)県総合学校教育センター 高校教育課
指導主事 小関 央高
【受講者の感想】
・探究的な学びについて、課題も含め、すべて生徒が作り上げていくものと思っていた
が、そればかりではないことがわかった。生徒の実態に合わせて、どこをねらって探
究的な学習を進めていくか考えていきたい。
・統計教育の充実については、「なぜ統計教育の充実が求められるか」を確認すること
ができ、さらに、ICTの力も借りながら授業を展開していくイメージを持つことが
できた。
・開いた探究だけじゃなく、支援あり、構造化された探究など、些細なことでもいいの
で授業に盛り込んでいきたいと思った。過程にこそ学びがある、先生が変われば生徒
も変わるということを改めて実感した。
・今年度は準ずる課程の生徒は在籍していないが、知的代替の課程の生徒にも興味を持
ってもらえるような発問の工夫やICT活用の参考になった。
・統計学の授業のデザインの仕方から指導方法が見えてきた。動画で拝見した授業など
を参考にしていきたい。
・実際の指導案や授業風景を見て、仮説検定の授業でどこに山場を設定するか参考にな
った。エクセルを用いたシミュレーションも、生徒に理解させる上で強力なツールに
なると思った。各先生、手探り状態なのも分かったので、情報交換をしながら授業研
究をしていきたい。
8月29日(木)~30日(金)の2日間、標記講座を開催しました。3名の受講者が参加され、観察・実験を中心に、科学的に探究することを意識した授業づくりについて研修しました。
[日程]
<1日目>
〇 理科の見方・考えかたを働かせる授業デザイン
〇 身近な素材を用いた観察・実験とその教材開発
<2日目>
〇 単元を貫く観察・実験を取り入れた授業づくり~資質・能力をバランスよく育むために~
〇 思考力・判断力・表現力を引き出す実践とその工夫
[受講者アンケートから]
・観察、実験などを取り入れたくてもなかなかできていないが、効果的な実験や探究的な視点からの実験構成などを取
り入れるためのヒントをたくさん得ることができた。また、他の先生方との情報交換も非常に有益なものであった。
・今まで取り入れたことがない実験や方法を学ぶことができた。今後は授業に取り入れ、資質能力を育みたい。
8月27日(火)標記講座を開催しました。37名の先生方が受講されました。
午前は、学級活動(1)(2)(3)のポイントや実践事例、ICTの活用についてお話をさせていただきました。また、学級活動(2)の食育の授業づくりを班で体験していただきました。
午後は、帝京大学の安部教授に講義をしていただきました。特別活動の核となるお話や全国の豊富な事例をご紹介いただきました。また、班で学級活動(1)に関する日頃の悩みや課題を共有する時間もあり、充実した3時間となりました。
【講座の内容】
・自主的・実践的な態度を育てる学級活動とICTの活用
青森県総合学校教育センター 指導主事 長谷川 紘一
・生きる力の育成と特別活動の役割
帝京大学教育学部 教授 安部 恭子
【講座の様子】
【受講者の感想】
・特別活動(学級活動)について、基礎的な内容から実践例まで詳しく講義していただきました。今後の指導に当たっての意欲が増しました。また、これまでより自信をもって計画立案や実践を行うことができそうです。
・これまで特別活動について行事に偏りがちだった自分の指導を、教育活動全般の中で行えるようにしたいと感じました。
・学級活動の(1)(2)(3)のそれぞれの特徴が、講義や演習等を通してより詳しくわかりました。特別活動に力を入れて取り組みたいと思いました。
・特別活動が子供たちが仲間と協働して「みんながよくなる」ためにとても重要であること、学級経営と密接に関わり合っていること、何のために話し合うのか、その意義(目的意識)が大切であることを学びました。演習では、学級活動(1)の授業や事前・事後指導を行う上で自分が悩んでいた部分をグループの先生方と共有し、解決策を考えたり、安部教授に分かりやすく説明していただいたりしたので、これから子供たちと学級活動をするのが楽しみになりました。
・学級会における合意形成の仕方について、話合いの中で獲得していき、子供たちが主体となる特別活動を目指していきたいと思います。自分たちでつくるという意識を高めていけるようにし、楽しいと思える学校にしていきたいです。
・特別活動の目的を再確認できたと同時に、今の子供たちに対応した指導についても整理して考えることができました。話合い活動の実践事例が大変参考になったので今後の実践に生かしていきたいです。
・マンネリ化、固定化された学級活動から脱却、多様な他者と協働、自己指導能力の育成等、自分が「なしていないこと」を自覚することができた研修でした。背中を押されたような感覚です。今後、限られた時間の中で自分なりに工夫し、教員の仲間と考えを共有しながら、学級活動を見つめ直していきたいと思います。
8月27日(火)県立学校事務長研修講座(後期)が開催され、県立学校の事務長9名が受講しました。「学校施設の管理について」の講義を聴き、具体的な事例を参考にしながら今後の管理体制について考えを深めている様子でした。
【研修内容】
講義「学校施設の管理について」
(講師)県教育庁学校施設課
【研修の様子】
【受講者の感想】
・具体的な例を出していただいたので、とても分かりやすく参考になりました。学校に戻ってから実践したいと思います。
・貸付、使用許可等施設管理事務の中で本校にも該当する事があり、内容等確認でき、参考になりました。
・建物の構造、また劣化がどのように進むのか分かった。
・資料が今後の実務を行う上で、大変役立つもので、講座を受講出来てよかったです。
8月23日(金)に標記講座が開催され,県内の小学校,特別支援学校から8名の先生方が受講しました。
【講座の内容】
1.講義・演習「特別活動における食育の授業づくり」
2.講義「こどもの食育活動の充実に向けて」
文部科学省初等中等教育局
健康教育・食育課 食育調査官 山上 望
【講座の様子】
【受講者の感想】
・やらなければならない根拠をしっかりと把握することができたため,日常的な食育や授業の提案をしやすくなりました。
・学級での食育指導について資料や方法が大変参考になりました。また,学校で計画している年間計画の活用の大切さや方法も,改めて詳しく理解を深めることができました。
・特別活動の組み立て方や進め方,生徒を引き込むアイディア,グループでの話合いも充実し,もっと多くの時間をとってさらに勉強したいと思いました。
・食育とは何なのか,どのような目的で小学校中学校で取り組まれているのか,などを知りたかったのですが,それ以上の学びがありました。
8月28日(水)に『特別支援教育におけるICT活用「基礎・基本」研修講座』を開催いたしました。
今年度は小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方25名が受講、小学校、特別支援学校の先生方2名が聴講されました。
午前中は東北福祉大学教育学部 准教授 杉浦 徹 先生を講師に迎え、「特別支援教育におけるICT活用について~基本的な考え方と実践で大事にしたいこと~」という内容で講義・演習を行いました。
子どもたちのできてうれしい気持ちを育てることの大切さについて、事例の紹介や多くの演習を交えながら分かりやすくお話していただきました。
午後は、特別支援学校の先生方2名の実践発表と、授業改善に向けた演習を行いました。
これまでの自身の指導を振り返るとともに、これからの指導にどう生かすか、アイディアやヒントを見つけることができました。
【受講者の感想から】
・ICT活用について授業場面だけで考えていたが、人と人がつながっていくためのツールとして捉えることができ、気持ちが楽になりました。
・「障がい」ということの捉えが、環境から求められていることとのスキマ(不具合さ、困難さ)であるというお話がその通りだなと思った。今までそのように考えていなかったが、杉浦先生のお話を聞いて、そうだと思った。誰にでもある(起こりうる)ことなのだと思って、子どもたちの困難さに気付き、どう支援したらよいかを考えて取り組みたいな、と思った。
・コミュニケーションを図るために、相手にどのように働きかけてもらうと良いかといった視点で考えて、ICTの使い方を工夫するといったことが演習から学べて、とても勉強になりました。いつも「できるように」といったことを考えて行ってしまうが、考え方を変えて「何が喜びにつながる」か考えることが大事だと気付いた。
・道徳の授業の仕方やアプリケーションを活用した授業がとても参考になりました。アプリケーションは学校を休みがちな生徒のために役立つツールだと知ることができました。
8月28日(水)、今日から始める不登校対策研修講座が開催されました。受講者は小学校5名、中学校9名、高等学校4名、特別支援学校6名、聴講者5名、合計29名でした。「不登校児童生徒の理解とその対応」の講義・演習が行われ、リレーションの実習やグループごとの意見交換などを数多く交えながら、不登校児童生徒の心に寄り添った支援をどのように行っていくことができるか学ぶことができました。
【研修内容】
講義・演習「不登校児童生徒の理解とその対応」
(講師)明治大学 教授 諸富 祥彦 氏
【受講者の感想から】
・新学期からすぐに実践できるものが多く、大変ためになりました。エンカウンター、言葉がけ、雑談力など意識していきたいと思います。
・諸富先生が今まで対応したケースの例をたくさん紹介してくださったので、自校のケースと照らし合わせながら聞くことができ、生徒を理解する上でも大変参考になりました。また、今後の実践に向けて具体的なイメージ、アイディアをもつことができました。
・不登校体験というのは、自分が自分として生きるために必要な体験という言葉がとても印象的でした。行動を活性化させ、生命体として駄目にならないように関わる大切さなど、今までにはない考え方を深めることができました。
・不登校対策だけでなく、いじめ等の生徒指導全般につながる内容が多く、とても勉強になった。子供や保護者との人間関係づくりを基盤に、身も心も重くなった子供たちと少しでも心を通わせられるように努めたいと思った。
8月27日(火)に教頭研修講座(後期)が開催されました。午前は「学校組織におけるマネジメント」についての講義、午後はこれからの3年間を見通した自校の目指す学校像の「戦略マップ」を作成し、その後、協議・発表を行いました。
【研修内容】
講義・演習・協議「学校組織を活性化させるためのマネジメント」
(講師)環太平洋大学 教授 浅野 良一
【講座の様子】
【受講者の感想】
・学校の中でリーダーシップをとる役となり、提案すること、お願いすることが増えた。状況の法則の話から、職員が指示・命令されたと感じないよう、状況の理解、納得が得られるような伝え方を工夫していきたい。後半の演習から、長期的な見通しの学校運営について考えを深めることができた。本校の強みをおおいに生かし、弱みに右往左往せず、本日の学びを生かし、学校運営を進めていきたい。
・自分自身が教頭になってから、改めて目指す学校や子どもたちについて考える時間をもつことができたこと、そのことを可視化できたことなど、とても充実した時間となりました。さらには、ペアでの伝え合い、全体での発表をきいたことで、自分の考え、視野も広げることができてよかったです。このマップを生かして、子ども、教師、地域、保護者をつなげることができる教頭に、一歩一歩近づいていくことができたらと考えております。
・学校のビジョンづくりについて、構成要素や全体像などとても勉強になりました。また、学校の内外環境の分析と特色づくりに関しては、こういった見方もあるのかと、改めて勤務校で分析してみたいと思いました。今あるものをどのように生かすか、面白みを感じました。
8月21日(水)標記講座を開催しました。小学校と特別支援学校の33名の先生方が受講され、深い学びに導く授業実践のための具体的な手立てについて学びました。
【講座の内容】
午前:講義・演習「タブレット端末を効果的に活用した算数科の授業」
発表 「数学的に表現し伝え合う力を高める授業」
午後:講義・演習「深い学びに導く授業」
【受講者の感想】
・タブレット端末の効果的な活用方法や考え方を育てる学び合いについて教えていただき、とても勉強になりました。2学期から早速取り入れて、質の高い授業づくりに努めていきたいと思います。
・実践発表を聞いて、自力解決や振り返りの際に、視点を具体的·段階的に提示することで得られる効果について大変勉強になりました。また、日常に算数を生かす活動を指導計画に取り入れることも目から鱗でした。子ども達を主体的な学習者に育てるため、是非取り入れたいと思います。
・深い学びとはどういうものなのかということを、改めて考えさせられました。特に、「一人一人が問題に向き合っていないと対話は生まれない」という言葉が心に残りました。深い学びの実現のために、教師がもつべき授業づくりの視点を今一度考えた上で、2学期からの授業に臨みたいと思います。
8月20日(火)標記講座を開催しました。
午後は、文化財活用センターの「ぶんかつアウトリーチプログラム」による高精細複製品を使用した鑑賞を行いました。
【講座の内容】
講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」
演 習 「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」
【受講者の感想】
・まず、実物(模倣品であっても)を目の前で見ることで、教科書で見るのと気持ちが全く違うと感じました。じっくりと実物を見たのち、いつだろう?天気は?なぜそう思う?同じ季節?もしここに自分がいるならどんな服装でいるだろう?このような段階を踏みながらの簡単な問いかけが、私の気持ちを整理させ、鑑賞の時間にのめり込むことに繋がったと思います。
・野呂先生から教えていただいた鑑賞のいろいろについて、学校に持ち帰って実践できそうなものがたくさんありました。特にまなボードを使ったシャガールの作品を用いた鑑賞が興味深かったです。同じグループの方の話を聞いて、感じ方は様々であり、話し合いにより新しい視点を得ることができると感じました。ぜひ授業でも実践してみたいです。
8月20日(火)~21日(水)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目(図工)は、ぶんかつアウトリーチプログラムの演習、2日目(音楽)は、武蔵野音楽大学准教授 山崎正彦氏を講師として、講義・演習等を行いました。
【講座の内容】
1日目:講義・演習「意味や価値をつくりだす鑑賞の学習」
演 習 「見方や感じ方を深める美術鑑賞の学び」
2日目:講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」
講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」
協議・演習「資質・能力を育む鑑賞の授業づくり」
【受講者の感想】
・低学年担任を担当することが多く、鑑賞の学習では友達の作品を鑑賞し感想をもつ、という程度の鑑賞しかしたことがありませんでした。今回の研修で実際に行った「ぴったりの形」「まねっこ鑑賞」は、低学年でも取り組めそうな内容でした。ありがとうございました。
・さまざまな曲を通して、具体的な鑑賞方法を沢山学ぶことができました。山崎先生の講義を受けているいうちに、「この曲の続きが聞きたい。」「もう一回聞いてみたい。」という気持ちが沸き、この気持ちを児童、生徒たちに感じてもらうために鑑賞の授業を進めていきたいと思いました。
8月20日(火)に、東京学芸大学 准教授 鈴木直樹先生を講師にお迎えし、C41体育授業ICT利活用研修講座を開催しました。鈴木先生には、体育授業におけるICTの利活用について、豊富な実践事例を基に、講義・実技をしていただきました。
【講座内容】
1 講義・実技 「主体的・対話的で深い学びを支える体育のICT利活用」
講師 東京学芸大学 准教授 鈴木 直樹 氏
【講座の様子】
【受講者の感想】
・ICTの最先端な取り入れ方に衝撃を受けました。改めて、運動量の確保という点でネックになっていたICTへのイメージが変わりました。使い方次第で、生徒の学びをより深める教材であることがわかりました。実技を含め、3時間 では足りないと感じたほど面白く、興味深い内容でした。
・ICTを活用することで、体育授業のどんな部分に効果があるのかというところを考えて授業を組み立てなければいけないと感じました。運動量を増やすためのICTなのか、めあてに気付かせるためのICTなのか、戦術を考えるためのICTなのかなどを、教師が明確にすることが非常に大切なのではいかと感じました。メタバース、ハートレート、共有のさせ方など、活用例をたくさん教えていただいたことで、自分自身の引き出しを増やすことができたことに大変感謝しております。
・実際に使用されているアプリを、生徒の視点から使用することや、生徒の立場で実技を行うことで教師側の声がけや観戦者となっている生徒を学習者にする工夫を体験できたことなど、有意義かつ実践につながる講義をしていただき、ありがとうございます。学校で情報共有し、実践研究につなげていきたいと思います。
8月21日(水)感性を育む音楽科実践講座が開催されました。前日からの鑑賞の学びを考える!小学校図工・音楽科講座と合同開催の講座であり、19名の先生方と校種・科目等をこえて鑑賞から広がるこれからの学びについての講義・演習、資質・能力を育む鑑賞の授業づくりについての協議・演習を行いました。
【研修内容】
1 講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」
講師 県総合学校教育センター 指導主事 道川 里奈
2 講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」
講師 武蔵野音楽大学 准教授 山﨑 正彦
3 協議・演習「資質・能力を育む鑑賞の授業づくり」
助言者 武蔵野音楽大学 准教授 山﨑 正彦
県総合学校教育センター 指導主事 道川 里奈
【受講者の感想】
・前半の「屏風に合う音楽」の時間では、自身が実際に対象物を鑑賞して、どんなイメージを持ち、どんな音楽が合うのか、生徒の視点に立って考えることができました。鑑賞の前提となる大事なポイントを掴むことができたような気がします。
・具体的な実践例に基づいたものだったので、理解しやすかった。また、小学校や特別支援の先生方と合同でやることで、中学校だけではない、系統性を持った学びを意識することができて良かったと感じた。
・曲を聴く前に何に注目すればいいのかを一言加えてあげたり、聴いたあとはなぜそう思ったのかまでしっかり対話するようにしていきたいと思いました。言葉にすることが難しい生徒に対してはいくつか選択肢を与えてから聴かせるのが効果的だという話を聞き、実践したいです。
8月19日(月)~20日(火)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目は、理科の授業改善についての講義、実験から始まり、2日間かけて問題解決の力を育む授業づくりに取り組みました。単元の構想、評価規準の作成等、実践的な内容の研修となりました。
【講座の内容】
1日目
講義「理科の授業改善の視点」
講義・実験「問題解決の力を育む観察、実験」
演習「問題解決の力を育む授業づくり(評価計画と単元構想)」
2日目
演習「問題解決の力を育む授業づくり(評価計画と単元構想)」
協議「問題解決の力を育む授業の在り方」
【受講した先生方の感想】
・実践例をいろいろと聞くことができて参考になりました。ぜひ来年度も実験を含めていろいろ知りたいです。
・思考、判断、表現する場面を中心に単元計画を考え、今までは疎かにしていた実験の立案など、子供たちの問題解決の力を育むためにはどうすれば良いのかということに向き合うことができました。
・自分の授業を発表する中で、このまま継続しても良い部分と改善した方が良い部分が見つかったので、今後の授業に生かします。来年も参加したいと考えております。
・単元目標、評価規準など普段は自己流で作成するため改めて丁寧に教えていただき、ありがたいと思いました。みなさんと共有でき勉強になりました。
・全国学力・学習状況調査の問題を解くことによって、日頃の学習の中での問題作りや実験の考察、自分や他者の気付きを分析・解釈すること、実験方法を考えること、実験結果を見通し解決するまでの道筋を構想することなど、授業改善の視点をもつことができました。また、「単元構想図」を作る活動では、問題解決の課程の中で、「構想」「分析・解釈」「検討・改善」をバランスよく位置づけることが分かりました。単元を通して授業の流れを見通すこともでき、活用して授業を改善していきたいと思いました。校内の先生方にも伝達していきたいと思います。
・単元計画と評価計画を作成することによって、新しい考え方について理解が深まりました。また、若い方の教科指導に対するエネルギーを久しぶりに感じることができました。2学期から授業づくりを見直して取り組んでいこうと思います。
・指導案を実際に作ることで、より具体的に「知識・技能を活用して思考・判断・表現する場面を位置付けた」授業や単元計画について考えることができました。また、協議で指導案について意見交換ができて良かったです。
・問題解決の力を育む授業づくりについて、実際に指導計画等を作成することを通して、授業改善に向けて具体的なイメージをもつことができました。実験では、楽しみながら学ぶことができました。
8月19日(月)標記講座を開催しました。小学校28名、中学校15名、特別支援学校4名の先生方が受講され、校内研修を活性化するための手立てを学びました。
【研修内容】
〇講義・演習「カリキュラム・マネジメントと校内研修」
講師 山形大学大学院 准教授 森田 智幸 氏
〇演習・協議「校内研修プランの見直しと今後の対策」
【受講者からの感想】
・社会の変化から校内研修の目的をあぶり出す見方は初めてでした。社会の変化に対応できる生徒を育てるためには、教員の学びや資質・能力もイノベーションを起こさなければならないことがわかりました。
・試行錯誤を繰り返しながら、経験を積むことが必要だと感じました。授業づくりについて悩んでいる若手の先生方などに対して、自分ができることは何なのかを今一度考えて、先生って楽しい!授業づくりって面白い!と感じる先生が一人でも増えるように頑張りたいと思いました。また、そういったときにミスを責めるのではなく、支え合えるようなチーム学校を目指して、研修主任という立場から同僚性を構築していきたいと思います。
・「まず、やってみよう!」という言葉が印象的でした。企画の「画」の部分が先行してしまっている現状にあったので、同僚間での関係を密にし、支え合いながらみんなで挑戦していけたらいいなと感じました。演習も数多くあり、特に写真を見ながら考えを深めることができたことが有意義でした。貴重なお話をありがとうございました。