開催した講座の様子

D15、D16特別支援教育新担当教員研修講座(前期)

   5月10日(水)、23日(火)に標記の講座が開催されました。
   小学校と中学校で初めて特別支援学級や通級指導教室を担当する教員116名が受講しました。
「特別支援教育の基礎・基本」や「保護者との関係づくり」の講義では、特別支援教育に関する基本的な内容について学びました。「障害特性に応じた指導」では、講義や協議を通して、担当している障害種の指導について理解を深めている様子でした。通級コースでは、協議後、実際に小学校で通級指導を担当している教員を講師としてお招きし、講義をしていただきました。通級指導のポイントや教材・教具の紹介など、具体的なお話を聞くことができ、明日からの授業の参考となったという感想が聞かれました。 

 

          

 

          

【受講者の感想】
・個別の支援計画と個別の指導計画の違いが分かりました。子供の実態把握に努めて、ニーズに合った自立活動を計画し、行っていきたいと思いました。
・自立活動が一人一人の子供にとって意味のあるものにするために、「障害による学習上・生活上の困難」をチームで検討し、発達の基盤を埋めていけるようにしたい。
・保護者とのより良い関係づくりのためには、受容と共感が大事であることが分かりました。態度、しぐさ、表情に気を付けて信頼関係を築いていきたいと思います。
・保護者の気持ちの背景を探ることが大切であるということが参考になりました。教師は保護者の思いを汲み取って信頼関係を結ぶことが求められていると感じました。
・実態把握・状況把握シート、課題分析シートを活用してみたいと思います。できている、もう少しでできそうだ、できていない、気になるところを細かく見て手立てを考える必要があるとわかりました。
・子供がとる行動は前段階に何か原因があることが分かりました。本人の特性以外にも教師側や周りの環境によっても反応が変わることが分かったので、子供のとる行動の裏側を考えられるようになりたいと思いました。