開催した講座の様子

D13今日から始める不登校対策研修講座

 

7月3日(月)、今日から始める不登校対策研修講座が開催されました。受講者は小学校1名、中学校15名、高等学校10名、特別支援学校4名、研究員3名、聴講者2名、合計35名でした。午前から午後にかけて「不登校児童生徒の理解・対応とチーム連携」の講義を聴き、不登校の現状や学校組織としてどのように対応していくことができるか、またそれぞれの地域で行われている取り組みについて具体的に学びました。「不登校児童生徒の対応について」の演習・協議では、各校の事例を持ち寄りながら課題について検討し、どのように対応ていくことができるか意見を交換することができました。

【研修内容】
講義「不登校児童生徒の理解・対応とチーム連携」
演習・協議「不登校児童生徒の対応について」
 東京家政大学・同大学院 名誉教授・客員教授 相馬 誠一

  

【受講者の感想から】
・私の学年には完全不登校2名、不登校傾向が2名いるため、何とかせねばと思い参加させていただきました。この生徒達が社会的自立を目指して、前を向いて進めるように、職員全員がチームとなって、家庭と連携をとりながら、本人のニーズに応じた支援や手立てを見つけていかなければと感じました。
・昨今の不登校生徒への対応は、学校だけではどうにもならないことも増えてきていることから、外部機関との積極的な連携で、早期発見・早期解決が大切であることが再確認できました。
・不登校生徒への対応について、これまでの実践が間違っていなかったと安心した部分もありました。しかし、対策を考え直す必要があると感じた点が多く、大変勉強になりました。特に「社会的自立」を目指すという視点は中学校教師は必ずもたなければいけないと思います。不登校生徒に限らず、高校に進学させることが目的になってしまうことがあると思うからです。当該生徒の将来を見据えた指導が必要であり、そのためには生徒と本気で向き合うことが求められるのだと思います。今日伺ったお話を参考にして、実践したいと思います。