7月12日(水)、13日(木)に標記の講座を開催しました。
この講座は、県立高校の理科教員を対象に、毎年開催している講座です。
1日目は学習指導要領の趣旨に基づき、身近な素材を用いて探究の過程を意識した観察、実験に挑戦しました。
2日目は、浅虫海洋生物学教育研究センターで岩﨑藍子助教と福森啓晶助教による講義、実習、実験を行いました。地元の陸奥湾の生態系について、テーマを設定して調査し、その生き物を観察、解剖することで生物多様性について深く考えることができました。
〔講座の内容〕
・理科の見方・考え方を働かせる授業デザイン
・身近な素材を用いた観察・実験とその教材開発
・地域の素材を用いた観察・実験とその教材開発
・地域の素材を活用した授業実践とその工夫
花粉の発芽やアミロプラストの観察など実験の手法を学ぶことができた。また、岩礁潮間帯での調査や貝の解剖を初めて行い、たいへん良い経験になった。今後の授業で、身近な地域の素材を活用していきたい。
ICTの活用、教科書の内容に即した様々な実験のアイディア、実験を行う際の評価の在り方、生物多様性の捉え方、地域の素材を組織学的に学ぶ手法など、多くの学びがあった。ぜひ、学校で活かしたいアイディアが多くあった。また、評価の在り方について、他校の先生方と共有できたのも有意義であった。