開催した講座の様子

C10 小学校算数科教育講座

7月27日(木)、小学校算数科教育講座を開催しました。
 「指導と評価の一体化に向けた授業の在り方」をテーマに、午前は既習をいかす授業づくり~主体的・対話的で深い学びのある授業~について講義・演習を行いました。受講者は、「問い返し」で子供同士での学びをより深める方法や、主体的・対話的で深い学びのある授業に向けた課題や改善点について考えました。
 午後は、国立教育政策研究所 教育課程調査官 笠井健一先生による講義・演習を行いました。児童の誤答をもとにした学び合い、指導と評価が一体化する授業の在り方について、演習を行いながら学びを深めました。
【講座の内容】
講義・演習「既習をいかす授業づくり」
講義・演習「指導と評価の一体化に向けた授業の在り方」

【受講者からの感想】
・演習で、実際に2種類のゴムを用いて体験的な活動を行ったことで、理解が深まり、子
 供たちの気持ちが分かりました。倍の考え方・引き算の考え方のどちらが正しいのだろ
 うと子供は考えると私は思ったので、その部分について明確な答えをもった上で、子供
 たちといっしょに授業をつくりたいと思いました。
・いかに学年の積み重ねが今後に繋がっていくのかを改めて実感しました。今後も低学年
 のうちから自分で答えられる、説明できるような手立てをきちんと授業に取り入れてい
 きたいと思いました。
・思考力・判断力・表現力を伸ばすために、教師は問い返しを行い、子供たちにたくさん
 説明する機会を与えることが大切だと分かりました。そのために、自分の授業を振り返
 り、友達の発表をペアやグループで話し合わせたり、発表を細切りにして多くの子供に
 説明させたりすることを授業に取り入れていきたいです。