開催した講座の様子

D11 今日から始める学級(HR)集団づくり研修講座

 8月17日(木)、今日から始める学級(HR)集団づくり研修講座が開催されました。受講者は、小学校6名、中学校9名、高等学校8名、特別支援学校3名、その他3名、聴講2名の合計31名でした。実践発表では、五所川原市立五所川原小学校 教諭 山口 星先生に「教育相談アプローチによる学級経営実践」と題して、アサーションの考え方を基本とした研究と実際の学校現場での実践を発表していただきました。実際に受講者がグループ・アプローチをやってみることで、子供の気持ちを体験することができたのではないかと思います。文教大学 教授 会沢 信彦先生の講義・演習「より良い学級(HR)集団づくり」では、心のピラミッドやアドラー心理学など教育心理学の視点から、安全・安心感のある学級づくりについて学ぶことができました。会沢先生のお人柄や他校種の先生方との話し合いなど、楽しい雰囲気の講義・演習で、受講者にとって有意義な時間となったようでした。

 

 

【受講者の感想から】
・山口先生の実践が大変参考になりました。やはり子供との信頼関係を築き、実態を把握していくことがとても大事だと感じました。ミニ教育相談や振り返りジャーナルなどを継続されていたということで、私も取り入れてみたいと思います。また、集団作りの順序性も大事だと分かりました。自分の学級の段階を見極めて指導すべき項目を把握していきたいと思いました。どんな集団を目指すかのゴールをしっかりと見据えて、学級の集団づくりに励んでいきます。
・様々なことを学ぶ良い機会となりました。講義の中で、グループでの意見交流もあり、他校種の先生方とも話ができて、校種によって捉え方も違うことがあるのだと気づくことがありました。より良い学級集団づくりが主体的・対話的で深い学びにつながることを表した図が大変分かりやすかったです。生徒一人ひとりの安心・安全の確保、集団の雰囲気づくりが学力向上につながることを確認できました。教員として心のピラミッドを意識して教育活動に努めることを意識したいです。