開催した講座の様子

C11 小学校算数科授業づくり講座

8月16日(水)、35名の先生方を迎え、標記講座を開催しました。
 「深い学びのある授業」をテーマに、午前はタブレット端末を活用した算数科の授業の講義・演習、数学的な見方・考え方を広げる授業に向けた講義・演習を行いました。受講者は、タブレット端末を活用した算数科の効果的な授業の具体例について学んだり、数学的な見方・考え方の広げ方、指導と評価を一体化させるための授業の在り方について理解を深めたりしていました。
 午後は、深い学びのある授業について、弘前大学の中野博之教授による、講義・演習を行いました。受講者は、中野教授の豊かな実践に基づいたお話しや、見方・考え方を働かせる演習を通じて深い学びを体験し、統合的・発展的に捉える大切さを実感していました。
【講座の内容】
講義・演習「タブレット端末を活用した算数科の授業」
講義・演習「数学的な見方・考え方を広げる授業」
講義・演習「深い学びのある授業」

【受講者からの感想】
・説明する活動において、誰に向かって、何を説明しているのかを明確にすることの大切さを学びました。子どもたちに考える力を付けていくためのこちらの意識や、普段の声がけの仕方など、まだまだ工夫するべきところがあると実感しました。
・対話は一人一人が問題に向き合っていないと生まれないという言葉が心に残りました。自分の授業を振り返ってみると、話合い活動を取り入れてもそこに深みがないことが多々あり、反省するばかりです。説明する側の子どもは、誰に、どこを、どのように説明するのか、そして聴く側の子どもはどこを知りたいのかを明確にさせた上で話合いができるように、改善を図りたいと思います。
・主体的・対話的で深い学びについて考えることができました。長期的な視点をもち、数学的な見方・考え方が子どもの中で統合されていく過程を楽しみながら日々の授業実践を積み重ねていきたいと思います。
・他の先生方と話をしながら考えるという体験をしてみて、とても安心感があると思いました。子どももきっと同じように感じているので、自分の考えを聞いてもらう場面、一緒に考える場面等、子ども自身が動き出す授業を工夫していきたいです。