8月21日(水)感性を育む音楽科実践講座が開催されました。前日からの鑑賞の学びを考える!小学校図工・音楽科講座と合同開催の講座であり、19名の先生方と校種・科目等をこえて鑑賞から広がるこれからの学びについての講義・演習、資質・能力を育む鑑賞の授業づくりについての協議・演習を行いました。
【研修内容】
1 講義・演習「感性を育むこれからの資質・能力」
講師 県総合学校教育センター 指導主事 道川 里奈
2 講義・演習「鑑賞から広がるこれからの学び」
講師 武蔵野音楽大学 准教授 山﨑 正彦
3 協議・演習「資質・能力を育む鑑賞の授業づくり」
助言者 武蔵野音楽大学 准教授 山﨑 正彦
県総合学校教育センター 指導主事 道川 里奈
【受講者の感想】
・前半の「屏風に合う音楽」の時間では、自身が実際に対象物を鑑賞して、どんなイメージを持ち、どんな音楽が合うのか、生徒の視点に立って考えることができました。鑑賞の前提となる大事なポイントを掴むことができたような気がします。
・具体的な実践例に基づいたものだったので、理解しやすかった。また、小学校や特別支援の先生方と合同でやることで、中学校だけではない、系統性を持った学びを意識することができて良かったと感じた。
・曲を聴く前に何に注目すればいいのかを一言加えてあげたり、聴いたあとはなぜそう思ったのかまでしっかり対話するようにしていきたいと思いました。言葉にすることが難しい生徒に対してはいくつか選択肢を与えてから聴かせるのが効果的だという話を聞き、実践したいです。
8月19日(月)~20日(火)の2日間、標記講座を開催しました。
1日目は、理科の授業改善についての講義、実験から始まり、2日間かけて問題解決の力を育む授業づくりに取り組みました。単元の構想、評価規準の作成等、実践的な内容の研修となりました。
【講座の内容】
1日目
講義「理科の授業改善の視点」
講義・実験「問題解決の力を育む観察、実験」
演習「問題解決の力を育む授業づくり(評価計画と単元構想)」
2日目
演習「問題解決の力を育む授業づくり(評価計画と単元構想)」
協議「問題解決の力を育む授業の在り方」
【受講した先生方の感想】
・実践例をいろいろと聞くことができて参考になりました。ぜひ来年度も実験を含めていろいろ知りたいです。
・思考、判断、表現する場面を中心に単元計画を考え、今までは疎かにしていた実験の立案など、子供たちの問題解決の力を育むためにはどうすれば良いのかということに向き合うことができました。
・自分の授業を発表する中で、このまま継続しても良い部分と改善した方が良い部分が見つかったので、今後の授業に生かします。来年も参加したいと考えております。
・単元目標、評価規準など普段は自己流で作成するため改めて丁寧に教えていただき、ありがたいと思いました。みなさんと共有でき勉強になりました。
・全国学力・学習状況調査の問題を解くことによって、日頃の学習の中での問題作りや実験の考察、自分や他者の気付きを分析・解釈すること、実験方法を考えること、実験結果を見通し解決するまでの道筋を構想することなど、授業改善の視点をもつことができました。また、「単元構想図」を作る活動では、問題解決の課程の中で、「構想」「分析・解釈」「検討・改善」をバランスよく位置づけることが分かりました。単元を通して授業の流れを見通すこともでき、活用して授業を改善していきたいと思いました。校内の先生方にも伝達していきたいと思います。
・単元計画と評価計画を作成することによって、新しい考え方について理解が深まりました。また、若い方の教科指導に対するエネルギーを久しぶりに感じることができました。2学期から授業づくりを見直して取り組んでいこうと思います。
・指導案を実際に作ることで、より具体的に「知識・技能を活用して思考・判断・表現する場面を位置付けた」授業や単元計画について考えることができました。また、協議で指導案について意見交換ができて良かったです。
・問題解決の力を育む授業づくりについて、実際に指導計画等を作成することを通して、授業改善に向けて具体的なイメージをもつことができました。実験では、楽しみながら学ぶことができました。
8月19日(月)標記講座を開催しました。小学校28名、中学校15名、特別支援学校4名の先生方が受講され、校内研修を活性化するための手立てを学びました。
【研修内容】
〇講義・演習「カリキュラム・マネジメントと校内研修」
講師 山形大学大学院 准教授 森田 智幸 氏
〇演習・協議「校内研修プランの見直しと今後の対策」
【受講者からの感想】
・社会の変化から校内研修の目的をあぶり出す見方は初めてでした。社会の変化に対応できる生徒を育てるためには、教員の学びや資質・能力もイノベーションを起こさなければならないことがわかりました。
・試行錯誤を繰り返しながら、経験を積むことが必要だと感じました。授業づくりについて悩んでいる若手の先生方などに対して、自分ができることは何なのかを今一度考えて、先生って楽しい!授業づくりって面白い!と感じる先生が一人でも増えるように頑張りたいと思いました。また、そういったときにミスを責めるのではなく、支え合えるようなチーム学校を目指して、研修主任という立場から同僚性を構築していきたいと思います。
・「まず、やってみよう!」という言葉が印象的でした。企画の「画」の部分が先行してしまっている現状にあったので、同僚間での関係を密にし、支え合いながらみんなで挑戦していけたらいいなと感じました。演習も数多くあり、特に写真を見ながら考えを深めることができたことが有意義でした。貴重なお話をありがとうございました。